第13席 ゴミ拾いの話

今日、帰り道にゴミ拾いをしながら帰ってきました。

ゴミ拾いをしている時に、よく考えることがあります。

今拾っているこのゴミの一つ一つに、それぞれそれをポイ捨てした人が居る。

けれどそれは、同一人物であることはまず無い。

一人の人間が、ポイ捨てできるゴミなんて、多くても2つか3つくらいだと思います。

けれど拾う側は、一人で100個でも200個でもゴミを拾えます。

だから、たとえゴミをポイ捨てする人が100人居たとしても、ゴミ拾いをする人が1人居れば、町は綺麗に保てるんだなぁ、なんてことを考えるんです。

確かに、ゴミをポイ捨てする人は世の中にたくさん居ます。

例えば100人どころじゃなく10000人居たとして、それでも、ゴミを拾う人が100人居れば綺麗にできます。

いえ、たとえ一人であっても、その気になって時間さえ掛ければ、10000人分のゴミを拾うことだって可能なんです。

このバランスの悪さこそ、ゴミを拾う側にとっての強みです。

100人の悪意を打ち消す為には、必ずしも100人の善意が必要なわけではありません。

人の為になりたい、人をたすけたいという精神さえ持っていれば、1人で10000人に向かっていくこともできるのです。

私はそんな1人になりたいと思っていますし、もしそんな人がもう1人でも、もう10人でも増えるだけで、世界は大きく変わっていくと思うのです。

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