見出し画像

2023/05_vol.1 家に帰ったら誰もいなかった

まずは簡単に自己紹介をさせてください。
最近になってようやく心が落ち着いてきたこともあって少しづつ綴っていきたいと思います。

2024年で40歳になった私には、離婚調停中の妻と幼い娘が2人います。
現在は、東京(私)と滋賀(妻と子供)で別々に暮らしています。

離婚を切り出された理由は、浮気とかDVとか明確な原因があるものではありません。思い当たるとすれば「子育て」に関すること。
だけど、妻に任せっきりにしていたつもりはありません。
こんなこと書いたら「本当か?」「言い訳臭い」と思われるでしょう。
だけど、自分なりに頑張っていたつもりではありました。

朝の保育園への送迎、おもちゃで散らかった部屋の片付け、帰宅後の食器洗いや洗濯、風呂掃除。深夜におむつやミルクがなくなれば、24hのドラッグストアに買いに行ったりもしました。休日の夕飯作りや子どもたちを連れてプレイランドや公園に遊びに行くこともあり、妻にも自分の時間が持てるように配慮してきたつもりでした。

これまでに妻との諍いごとはよくありました。そのためか仕事から帰ってきて夕飯がないことも長期的によくありました。
その原因が、「なにもしてくれない。私には自由な時間がない、お金も自由に使えない」でした。

何をしたら良かったのか。
妻が一人になれる時間を与えられるように子育てをしていたと思う。
欲しい物があったら使っていいと家族カード(クレジット)も渡していた。
何が足りなかったのか。

5月初旬、朝に子どもたちがご飯を食べている傍ら、私は仕事のために家を出た。いつもどおり「◯◯ちゃん、◯◯ちゃんパパ行ってくるね。」と声をかけたのが、顔を見て交わした最後の言葉だった。

この日はGW前ということもあって、休みの日は何をしようかなと考えながら仕事をしていました。仕事帰りに子どもたちにおみやげを買って帰ろうと思い、駅のデパートに寄ってから帰路につきました。
家の前につくと、窓に明かりも灯っていないし門灯も暗い。そして電動付自転車がない。「あれ?買い物とかかな?」18:30頃だったと思う。
家のドアの鍵を開け、リビングに続くドアを開けたとき、普段リビングにおいていた子どもたちのおもちゃが一式消えていた。

意外と冷静だった。
だけど、心の中はまだ理解できないでいる。
ふとテーブルに目をやると「子どもたちを連れて実家に帰ります」と、置き手紙がおいてあった。

頭が真っ白になった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?