東芝RDレコーダーの入手法

(前の記事)VR_MOVIE.VROが壊れていてもあきらめない

RDレコーダーの必要性

このマガジンは、基本的にはかつて「東芝RDレコーダー」を使用してDVD-RAMに番組を録り貯めていたひとが、それをPCに移して保存・鑑賞することを念頭においています。この限りにおいては東芝RDレコーダーの本体はもう不要です。

しかしながら一部、RDレコーダーを使ってのデータ修復や、あるいは今からVHSやレーザーディスクをDVD-RAMを経由してPCに持っていきたい場合には、やはりRDの実機があったほうが良いかもしれません。自宅に残っている機種がまだ動くならそれでいいのですが、なければ購入も可能です。

当時の普通のRDユーザーはHDD->DVDの機種でしか利用していなかった可能性も高いのですが、実のところVHS->HDD->DVDができる機種だとVHSのダビングにはとても快適ですので、改めてこれを購入したくなるかも。まあ単体のVHS再生機とアナログ接続でも十二分なんですけど。

そこで本体の入手について、述べておきます。

中古市場を探す


まず基本的な話として、アナログ放送が終了したいま、東芝RDレコーダーはもはや生産しておりません。従って入手は「中古を探す」しかありません。

ちなみに中古の出物も少なくなりつつあります。狙うなら急ぎましょう。

ヤフオク

中古と言えば真っ先に思いつくのはヤフオクだと思いますが、率直に言ってこれはあまりお勧めできません。一番の理由は、たとえ受け取ったものが故障していても泣き寝入りで丸損だからです。

東芝のRDレコーダーは精密機器であり、しかももう製造して10年以上経過しています。さらに言えば放送録画の部分はもうどうでもいいものの「VHSの再生」「HDDの録画再生」「DVDの録画再生」の部分はちゃんと動作しており相互のダビングができなければ、買った意味がありません。そしてこれらの1か所でも故障している可能性は、実はけっこう普通にあります。

一見大丈夫そうでも「DVDを入れたら勝手にイジェクトしてしまう」とかいうわけのわからならないソフトウェア的な故障もありました。
「ジャンク」は論外としても「起動を確認」とか「再生を確認」と書いてあるだけではダメで、これに手を出してはいけません。最低でも「VHS->HDDのダビング」「HDD->DVDのダビング」については可能であることを確認すべきです。「DVD->HDDのダビング」もあったほうがベターです。

仮に出品者に悪意がなくても、宅配で運送中に壊れる可能性も一応あります。
そして問題は、このような場合は出品時に「返品・返金を保証」している業者出品ででもなければ、ヤフオクでは中古の不具合をシステム側で補償しないので、出品者が知らん顔をすれば基本的には落札者の泣き寝入りになります(そういう意味の「悪い評価」が1件でも入っている業者はやめましょう。良い評価が多くても無関係です)。通常「ジャンク」でなければ最終的には1万円くらいで落札できると思いますが、これは全損だと少ない金額ではありません。

メルカリは利用していないので、よくわかりません。あるいは可能かも。

Amazonのマケプレ

その意味では、Amazonの場合、業者出品が中心であることもあり、不具合返品を謳っている業者であれば、基本、返品・返金はできると思います。少なくとも「評判」を読めば分かる話です。

自分も実際に本当の不具合があって、返金して貰ったうえでそこの別の機種を購入したこともありました。

Amazonでの業者中古はだいたい2万円くらいが相場のようなので、ヤフオクの中古よりは倍くらいかかりますが、明らかに安全料としては適切だと考えております。

筆者も実際にヤフオクで1万円損して涙を呑んで、いまは業者から2万円くらいで買ったレコーダーに完全に満足しています。

結果を保証できる話ではありませんが、れっつとらい。

(つづくかも)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?