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【2023】振付を依頼しにに伺いました

トルソーごと持っていった、衣装好評だった!

「夜の時間帯に来たらこんな感じになる」と千賀さんが言うように、会計の締め業務でバタバタしている祭彩、午後9時。

千賀さんと牛心。、長い付き合い。

振付依頼はチームによって様々だと思うけど、ひとひらは基本的に千賀さん(僕らはあえて千賀先生とは呼ばないようにしてる)に曲を聞かせてお任せする。手直しはした記憶がない、、、、実務的に厳しいパート、例えば繰り返しの姿勢が違うときにどうするかとかは相談するけど。

牛心。「千賀さんの踊りには言語性がある。僕の曲にもメロディに意味がある。そこが噛み合うのが嬉しくて千賀さんにお願いしてるみたいなところがあります」
千賀さん「そう言うてくれると嬉しい」
牛「今年の曲はテンポ速いんですけど、大きくゆったりリズムを取って欲しい」
千「ゆったりリズムっと(手書きメモをとる)」


今年から『巫女と神社のチーム』ではなくて『新しい神楽を作る』に、中心となるコンセプトを変えた。衣装は巫女らしいイメージを残しているけど、結構大きなコンセプトチェンジだったりする。
なんでそういう言い回しになった。

牛「毎年の踊りが消費されて忘れられていくのが勿体ないと思ってて。どの年度の踊りも、僕は僕なりのメッセージを込めて作るし、千賀さんもその意味を汲んで作ってくれる『作品』だと思うんです。だからこれから活動するにあたり、『踊りだけ残って100年後にも意味が通じる』ような創作活動にしたいんです。それって神楽の在り方ですよね」
千「そうやね」
牛「今年の曲は、2015年の続編なんです。あの年に千賀さんが『振付にはそこに言語性がある』と言ってて、僕は感動したんですよ」
千「そんなこと言うたろか笑」
牛「そう、だからさっきから言語性って言葉を使ってます笑」
千「パクったわけやね笑」
牛「はは笑」

よさこい祭りには踊りのトレンドがある。2019年までは『揃っている』から『躍動感』にシフトしていく過渡期だったと思う。

牛「だけどそれはダンスであって、祭りというものの中にあるべき『踊り』は、必ずしもそうじゃないと感じていて。踊りの一つ一つが音楽と噛み合って本人が楽しい、それはいい。だけどもっと社会的な意味があったり、物語、絵巻を見るような、ストーリー性のあるものを披露することに、誰でもが集まる祭りの、踊りの本意があるんじゃないかって」
千「なるほどねぇ」
牛「だから、ダンスに志向するじゃないチームも、いなきゃいけないって思ってて。トレンドとは離れるかもしれませんが、、、、」
千「いや、そんなことないと思うで。むしろそうやって自分ららしくやることで先頭に立ってたりするもんよ

こんなひちめんどくさい話を千賀さんは真剣に聞いてくれる。鼓舞してくれる。

「来週末くらいに作れるかな」と、忙しいスケジュールを眺めている千賀さん。
僕らはそれを待つ。たくさんの人に踊って欲しいと願いつつ。

別れ際「今年の衣装めっちゃいいやん、今までで一番好きかも」と。

「この後ろすごいね、よくやったね」と笑って眺めてた。いいでしょ、と笑い合った。

2023年度の踊り子募集は終了しました。たくさんのご参加ありがとうございます。引き続きひとひらを応援よろしくおねがいします。

2023年度の踊り子募集中です!


本祭がネックになっている方に読んでいただきたい。


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