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山頂手前で帰るやつ

 こんにちわ、コタロウです。
本格的に暑くなってきましたね。せっかくお休みの日がきても外に出るのが億劫になります。しかし、こんなときこそあえて外に出てみるとなにか良い事があるかもしれません。

 わたしはこの暑いなかソロ登山に行ってきました!
ページの挿絵は登っている途中に撮ったものです。
お山をのぼっていると気持ちいいですよ。今の季節だと汗をかいて服は肌に張りつきますし、僕の周りをよくわからない虫がブンブン飛んでいます。
たまに耳元でモスキート音がなったりするとつい変な声を出してしまいます。

 不快に思うところもありますが、景色も楽しめますし良い運動にもなります。自分の運動不足がいかに深刻なものかも知ることができました。
知人から山頂からの景色も最高だと聞いていたので山頂からの景色を楽しみに登っていました。

 山頂の手前には避難小屋がありましたのでそこで一旦休憩です。ほかの登山グループの人たちも何組か休憩していました。
この避難小屋から見える景色もまた素晴らしく、少し休憩するつもりが気づけば数十分たっていました。

 さて、小屋から山頂までもうあとわずかです。重い腰をあげて山頂まで登ろうかと思いましたが、山頂手前でわたしは今来た道を引き返して下山しました。
時間がなかったわけではありません。体調も天気もすこぶる良好でした。
 
 意味が分からないと思われる方も多いと思います。これはわたしの性格です。山頂からの景色はまた次の機会にとっておくんですよ。
そうするとふとした瞬間に「山頂から景色を見る楽しみ」を思い出して「次はいつ見に行こうかな?」と嬉しくなるのです。

 あまり理解してもらえないのですが、ドラマやアニメ、RPGゲームなどでも同じです。
「おもしろい!」と思いながら夢中になるのですが、最後の手前で見たりするのをやめてしまいます。すべてはまたのお楽しみです。

 そして気づけば未完了の課題が山積みになっていきます。中には存在そのものを忘れてしまっているものもあると思います。
こんな事を続けていると「本当にやりたかったこと」をやらないまま人生が終わってしまうではないかとたまに不安になってしまいます。

 まず脳裏によぎるのは登山をして山頂からの景色をみる。ことですね。健康であれば「いつか登ろう」と先延ばしにもできますが、ある日突然歩けなくなってしまうこともあると思います。
そして、その先ずっと山を登れないまま過ごすことになってしまったとき、登らなかったことをきっと後悔するだろうなと思いました。

 すこし話が重くなってしまいました。要するにもう少し後悔の残りにくい生き方をしていきたいと思った次第であります。
最近では楽しみとして先延ばしにしていることでも「あとからできること」と「今しかできないこと」を自分のなかで考えるようになりました。
登山はもう少し涼しくなったら今度は山頂まで行ってこようと思います。

 みなさんも普段から様々な選択をされていると思います。気にはなっているけど「また今度しよう」と先延ばしにされている方も多いでしょう。
なんとなくとっているその決断。悔いが残りませんか?
今日は普段より少し考える時間を多くとってみましょう。

 わたしは楽しみを終わらせたくないがゆえに「終わらせない」という選択を多くとってきました。
しかし、終わりがあるから感動するものなのかもしれませんね。
2023年の「ワールド・ベースボール・クラシック」。ふだんプロ野球にはまったく興味のないわたしですが、大谷翔平選手の影響もあって毎回楽しみに試合を見たり、結果を追ったりしていました。

 終わってほしくなかったです。ですが、最後に大谷翔平選手がトラウト選手を三振に打ち取り、日本一に輝いたときはあふれんばかりの感動が胸を駆け回っていました。
終わってしまった。けど感動した、泣きました!
楽しい時間はやがて終わります。でも、そこには感動がある!
かもしれません。

 

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