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#32《人間関係》HSP・繊細さん診断テスト

【ご挨拶】~はじめまして、繊細な官僚です~

私は沖縄から上京したばかりの繊細な公務員です。

なぜか国家公務員総合職試験に合格し、霞が関で働いています。

私は人混みを見ただけで吐き気に襲われ、

周囲50m以内に機嫌の悪い人がいるだけで心拍数が上がってしまう、

超繊細な人間です。

今までは自分がただ単に貧弱な人間なのだと思っていたのですが、

最近、HSPという生まれながら繊細な気質を持っている人たちがいるということを知りました。

そんな繊細な人でも「健康で文化的なちょうどいい生活」ができるよう、

書籍をたくさん読んで生き方の指針を作ってみました。

そもそもHSP(繊細さん)とは何ぞや、という人もいるかと思います。

そこで、この記事のゴールは以下の3つ。

①HSP・繊細さんの存在を知ってもらうこと

②読者が、どれくらい自分自身が繊細な人なのか知ること

③繊細さんにおススメの習慣や知識を共有すること

それではれっつごー。

【HSP・繊細さんとは】日本人の2千万人くらいが繊細さん

HSPとはHighly Sensitive Personの略で、

日本語にすると「非常に繊細な人」。

人によって差はあれど、光や音、他人の感情など、

刺激を敏感に受け取ってしまう気質を持っている人を指すようです。

人口の2割くらい存在するらしい。

私は幼いころから明るい場所やうるさい場所、

味が強い料理、人に触られること、人が多い場所が苦手でした。

私はもしかしたらHSPなのでは?

ちょっと気になり調べたら、ありました。

HSP診断テスト。

複数の診断方法があるようですが、

私はメンタリストDaiGoさんの記事の診断テストを受けてみました。

【HSP診断テスト】19問で繊細度が分かる

それでは、以下の質問にお答えください。

回答は1~7段階で、19問あります。

全く当てはまらない=1点 ~ 非常に当てはまる=7点

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1. 大きな音や雑然とした光景のような強い刺激がわずらわしいですか?

2. 大きな音で不快になりますか?

3. 一度にたくさんの事が起こっていると不快になりますか?

4. いろいろなことが自分の周りで起きていると不快な気分が高まりますか?

5. 明るい光や強いにおい、ごわごわした布地、近くのサイレンの音などにゾッとしやすいですか?

6. 忙しい日々が続くと、ベッドや暗くした部屋などプライバシーが得られ刺激の少ない場所に逃げ込みたくなりますか?

7. 一度にたくさんのことを頼まれるとイライラしますか?

8. 短時間にしなければならないことが多いとオロオロしますか?

9. 他人の気分に左右されますか?

10. ビクッとしやすいですか?

11. 競争場面や見られていると、緊張や同様のあまりいつもの力を発揮できなくなりますか?

12. 強い刺激に圧倒されやすいですか?

13. 痛みに敏感になることがありますか?

14. 子供の頃、親や教師はあなたのことを「敏感だ」とか「内気だ」と見ていましたか?

15. 生活に変化があると混乱しますか?

16. 微細で繊細な香り・味・音・芸術作品などを好みますか?

17. 自分に対して誠実ですか?

18. 美術や音楽に深く感動しますか?

19. 豊かな内面生活を送っていますか?

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【結果】合計87点以上の人は繊細な傾向

それぞれの質問に1~7点をつけてただきましたが、

合計は何点だったでしょうか。

ちなみに、平均は

男性平均:83.07点

女性平均:89.15点

全体平均:86.68点

とのこと。

何点以上はHSP=繊細さん、というわけではなく、

平均よりも高ければ高いほど繊細な気質も持っており、

低いほど非繊細さんの気質が強い、ということになります。

女性の方が男性より繊細な傾向があるんですね。

なんだか納得です。

私の結果は、119。

・・・。

救急車のサイレンが聞こえてきそうです。

【補足①】繊細な人の友人は繊細なのか

正直納得できず、誰が受けても100点くらいは超えるだろ、と思い

一番の仲のいい友人にも診断してもらったところ、

彼は50点台でした。まじか。

確かに、彼は刺激が大好きで

私から見ると「五感が死んでいるのかな?」

と思うようなエピソードが多いんですが、

数値化されると驚愕するものがあります。

こんなに感覚が違うのか、と。

繊細さの程度は仲良くなれるのかとはあまり関係ないようです。

逆に、自分とは全く違う生き方なので、

話が飽きない。

突っ込みどころ満載。

相手も同じように感じているらしく

凸凹コンビってことなんでしょうか。

繊細な自分には出来ないことを平気でできたりするので、

そこに尊敬できる部分があったりします。

一方で、相手からすると、繊細な私は

リスクを速めに感じ取り、対策をとってくれたり、

普通の人が気づかない事に良さを見出したりできるので、

話していて学びが多い、と言っていました。

なるほど。

自分は全く気にせずできることが、

相手にとっては意識してもできない、

ということが繊細さんと非繊細さん、お互いであるようです。

繊細であることも、非繊細であることも、

どちらも才能、と言えますね。

もしかしたら、彼氏・彼女や夫婦でも、

繊細 & 非繊細 カップルは以外と多いのかもしれないですね。

【補足②】繊細と非繊細の違いを知ると、楽になる

HSPという繊細さんについて知ることは、

繊細さんにも、そうでない人にもメリットがあります。

私の場合、飲み会や結婚式、ディズニーランドなど

周囲の人が楽しそうにしている場所でも

刺激が多すぎて、楽しいよりも疲労感が勝ることがよくあります。

また、共感能力が高い分、周囲の人が楽しそうなのに、

自分が楽しめていないことに罪悪感を抱きます。

「みんな楽しそうなのに、私だけ楽しめていない。申し訳ないな。」

「私だけ楽しめていないのは、私に社会性が足りてないからだろうか。」

そのくせ、周囲に気を使って、楽しんでる感じを出そうとするので、

めっちゃ疲れます。

演技が上手ければ上手いほど、誤解され、

次回も誘われたりして、断り切れずに負のループを繰り返します。

この悩みを非繊細の友人に話しても全く理解されません。

彼らに相談すると

「楽しくないなら断ったら?」

「一人よりみんなで集まった方が楽しいじゃん!もっと自分を解放すればいいんだよ!」

こんな言葉が返ってきます。

「それが出来たら苦労しねぇ!!」 By 繊細さん

HSPを知ったことで、なぜこのような問題が生じるのか、

理解できるようになりました。

このギャップは、繊細さん、非繊細さん、

それぞれが自分の感覚が「基準」になっていて、

相手も努力すれば、その「基準の感覚」に近づくことができる、

という誤解から生じています。

しかし、繊細さんと、非繊細さんでは「基準の感覚」がそもそも

異なっており、感覚を努力で変えることは困難です。

私が繊細さんを知ったきっかけである

『「繊細さん」の本』では、このことについて以下のように説明されていました。

繊細さんと非繊細さんの感じ方はまるで違うので、繊細さんがどんなに「わかって」「察して」と言っても、非繊細さんにはどうしても「わかる」「察する」ことができません。繊細さんの訴えは、非繊細さんにとっては「背中の羽が痛い」と言われているようなもの。自分にはないもの(繊細な感覚)を「わかって」と言われても無理なのです。

つまり、「分かってもらう」ことや、

「自分や相手の感覚の基準を変える」ことに力を入れるのではなく、

「違いがある」ことを理解するだけでいいのです。

1人でいるときに力が回復する人、大勢でいるときに力が回復する人、

森が好きな人、パーティーやクラブが好きな人、

松茸の匂いが高級な匂いと感じる人、靴下の匂いと感じる人

人の感覚は千差万別で、どれが正しいといったことはありません。

それぞれの感覚の特徴を知り、

自分にとって、相手にとって「ちょうどいい」選択ができるようになりたいですね。

【補足③】繊細さんへのおススメBEST3

自分が繊細さんだと知り、3つほどやって良かった、知ってよかったことがあるので紹介します。

1.人からのお誘いや頼み事は断っていい

繊細さんにとって、断ることは強いストレスを感じるはず。

でも大丈夫です。断っても。本当に。

断ることに感じる一瞬のストレスより、

行きたくない飲み会などに行ってから感じるストレスの方が遥かにでかいです。

また、気力だけでなく、お金も時間もすり減ります。

そして、断っても嫌われることはありませんでした。

素直に「最近疲れていて、その日はゆっくりいたい」

「人が多い場所がすごく苦手で、、」

など言ったら意外と快く理解してくれます。

2.本当に、非繊細さんは存在する

何度言われても、繊細な人には理解が難しいかもしれませんが、

非繊細さんは本当に、あなたが感じている刺激を感じていません。

例えば、うるさい、まぶしい、くさい、きまずい、疲れるなどなど。

感じていても、それが心地良いと思っている場合もあります。

本当に、感覚が違う場合も多いみたいです。

「ぶん殴られても痛くない人がいる。むしろ、それが快感という人がいる。」

こう言われても信じられないかもしれません。

しかし、本当にそれくらい感覚が違う人がいる、ということです。

よく忘れるというか、信じられなくなることなので、

度々思い出してください。

非繊細さんは、実在します。

3.瞑想する

瞑想が心や体の健康、集中力の向上に良い、

そんな話は聞いたことがあるかもしれません。

繊細さんにとっては、より相性がいいのでは、と感じています。

1つは、静かで安全な場所で、1人で行えること。

自分の体の感覚に集中することにより、本来の繊細さを取り戻し、

小さな幸せを深く感じ取る能力が蘇ります

2つは、考えすぎる癖のある脳を休ませる時間を作れることです。

繊細さんあるあるかと思いますが、

いろんな刺激やリスクに敏感に反応し、

ずっと何かしら考え事をしていないでしょうか。

特に、人と関わるときは、〇〇をした方がいいかもしれない、

〇〇をしない方がいいかもしれない

〇〇し過ぎたかもしれない、など

考え事をしすぎて非常に疲れを感じる人もいるでしょう。

そんな脳を強制的にシャットダウンできるのが瞑想です。

私は考えすぎたり、焦りやすい気質があるのですが、

瞑想を行うようになって、緩和されていることを感じます。

【まとめ】ちょうどいい世界へ

今回の記事では、

①HSP・繊細さんの存在を知ってもらうことと、

②読者が、どれくらい自分自身が繊細な人なのか知ること

③繊細さんにおススメの習慣や知識を共有すること

をゴールとして設定しました。

繊細さんという生まれつき敏感な人がいる、

ということは理解いただけたかと思います。

また、一概に繊細さんと非繊細で二分することはできないのですが、

傾向の強さを測定する診断テストも紹介しました。

私のように明らかに繊細な人や

私の友人のように明らかに非繊細さんな人もいれば、

繊細な部分もそうでない部分もある人もいるはずです。

自分の特徴を知ると共に、

そういった人たちがいる、ということを理解し、

繊細な人も、非繊細な人も関係なく、

「ちょうどよく」生きられる世界になるといいなと思います。

加えて、私のおススメとして、

断ってもいいこと、非繊細さんは本当に存在すること、瞑想を上げました。

もし、他のおススメがあればコメント欄等で教えていただけると嬉しいです。


このように、私のノートでは繊細な人でも

「健康で、文化的な、ちょうどいい生活を送る」ことができような

情報を発信しています。

興味があれば、ぜひフォローお願いいたします。

かなりHSP傾向の高い私でも、

霞が関という黒い世界(?)で生きていける術があれば

他の人のお役に立てるかもしれません。

正直、あまり記事の投稿頻度はアレのせいでアレですが、頑張ります。

ではでは、ゆたしくうにげーさびら。

【参考文献等】

「HSP診断テスト〜敏感だけど能力高いHSPかどうかがわかるテスト」メンタリストDaiGoオフィシャルブログ

武田友紀. 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本 . 株式会社飛鳥新社


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