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声×NFT 第17回「話題のAIアートの可能性」

こんにちは!NFTナレーターの松本ふみこです。
このシリーズでは、NFTやメタバースなどのWEB3業界において、声の活動をどう活かしていけるのかを模索し発信しております。

今回は、AIによる自動画像生成サービスMidjourney(ミッドジャーニー)についてです。
音声のNFTで活用できるのではないかと思いましたので、使ってみた感想とワクワクを記事にしてみました。


Midjourney(ミッドジャーニー)とは

Midjourneyとは、指定したキーワードをもとにAIにイラストを描いてもらうサービスで、少し前からSNSなどでも話題になっています。
Discordというチャットアプリに単語や文章で指示を出すと、約1分ほどで画像を生成してくれます。

詳しい使い方に関しては、こちらの記事が変わりやすいので、やってみたい方は参考にされてください。


使ってみた

実際にMidjourneyを使って、画像を作ってみました。
自分のアイコンやボイスサンプルの画像などに使えるようなものをイメージし、マイクやヘッドホン、ボイスオーバーなどのキーワードを入れつつ文章を入力して生成しました。
修正含め、無料で25回使用できるのですが、操作に何度も失敗してこの一枚で無料部分を使い切ってしまいました。
設定をうまく組み合わせれば、さらにイメージに近いものを作り出せるようなのですが、使い慣れないとなかなか難しいです。

声のNFTを作る時の表紙の画像としても、フリー素材でなくこのツールを使えば、自分だけのオリジナル画像ができます。
読み上げる文章やセリフの一部を入力して、ナレーションのイメージ画像にしても面白いですね。

AIで作成した画像


絵が描けないNFTクリエイター

NFTは、デジタルデータであれば様々なものが販売できますが、やはりまだイラストのNFTが主流です。
なので、クリエイターとしてはイラストレーターさんや絵を描くのが得意な方が多い印象です。
しかし私を含め、ブロガーやエンジニア、作曲家など、NFTの業界には必ずしも絵を描くのが得意でない人も参入しています。
しかし、現状NFTを購入してもらうには、作品がプラットフォームに並んだ時にパッと目につくビジュアルが大切です。
ですから、自分のスキルをNFTにするには、イラストが描ける人とコラボしたり、商用利用可能な画像を探したりする必要がありました。

しかし、このMidjourneyを使えば、自分の表現したいキーワードを入力するだけで絵を描いてくれて、プランによっては商用利用もできます。
このようなツールを使えば、オリジナルのハイクオリティな画像が簡単に作れて便利だなと思いました。

これは、ライターさん、ミュージシャン、エンジニアさんなどにも活用できるのではないかと思います。
小説家が活用するとしたら、
自分が書いた文章の一節を読み込ませて、画像を生成。それを表紙にした小説NFTを販売。
作曲家なら、音楽のイメージをキーワードにして出てきた絵を使用。
エンジニアさんなら、このツールで生成したイラストをもとに、さらにジェネラティブコレクション(パーツの組み合わせの大量のパターンをプログラムで自動生成したもの)を作る。

など、色々なことができそうです。
多くの人に好きな言葉を募集して、それらを入力して抽象画のようなイラストを作っても面白いかもしれません。

web3プレイヤーのパジさん(株式会社Tokyo Otaku Mode共同創業者兼COO
安宅 基さん)も、AIを活用したNFT作品についてVoicyでお話しされていました。

パジさんの「人間でなくてもいいとなるのか、クリエイターの人間味あふれる部分が貴重になってくるのか、その分岐点にいるのではないか。」という言葉に、はっとさせられました。
この放送は、AIが作ったシナリオの話なども出てきて、とても興味深かったです。

また、さらにハイクオリティの新たな画像生成系AI「Stable Diffusion」も公開され、これを活用したサービスも作られているようです。
より使いやすく面白いツールがどんどん出てきそうでワクワクしますね。

絵師さんの敵なのか?

こういった画像生成ツールは、画家やイラストレーターさんにとっては、脅威であり敵なのか。
私は、そんなことはないと思っています。
AIで生成した絵にさらに描き加えることで、新たなアートを生み出すこともできます。その可能性は無限大です。

こちらのツイート、NFTではありませんが、このようにAIを活用されているクリエイターさんもいらっしゃいます。


AIとの付き合い方

ナレーションもAIの精度がかなり上がってきている中、ナレーターがどう生き残っていくのかは課題でもあります。
解説的なものはAI、情緒的なものは人間が担当とすみ分けをするのか、あるいは組み合わせることで面白い何かが生み出されるのか。
どちらにせよ、人間がどう活用していくかが大事だと思います。
楽しみながら、AIの便利さと人間の良さを組み合わせて、より面白いものを作っていこうというポジティブな気持ちで活用していくのが良いのではないかと思いました。


まとめ

この画像生成AIは、NFTに限らず様々なビジネスに活用できそうでワクワクしています。
これまでの常識を覆すものが出てくると少し不安にもなりますが、自分だったらどう活用できるかを楽しめる柔軟さが大事なのかなと思っています。
そして、AIの時代だからこそ人間味で勝負できるナレーターになりたいなとあらためて思いました。



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文責:松本ふみこ
福岡県在住のナレーター。宅録を中心に、全国にナレーションを納品している。最近は声のNFTに挑戦。Twitterでも情報発信中!
〇Twitterアカウント:@narratorfumiko
〇ウェブサイト:フリーランスナレーター松本ふみこ

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