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声×NFT 第31回「画像・動画・音楽生成AIツールを一挙紹介!」

こんにちは!NFTナレーターの松本ふみこです。
「声×NFT」というこのシリーズでは、まったくITの知識がなかった私が、NFTやメタバースなどのWeb3業界に飛び込んで、声の活動をどう活かしていけるのかを模索し発信しています。

最近、ChatGPTや様々な画像生成技術など、AI技術の進歩が目覚ましいですよね。
私もWeb3の活動で、これらの最先端のAIツールを駆使しております。
今日はその中から特に注目のツールをピックアップし、その魅力をご紹介します!


AIアート×音声NFT

以前も「AIアート×ナレーション」という記事をかきました。

その当時と比べ、現在のAIツールは飛躍的に進化していますので、あらためて記事を書くことにしました。

私は「CryptoNinja」というNFTプロジェクトのファンアートをAIを駆使して制作し、その上に自分の声をのせてオリジナル作品を生み出しています。
そしてそれをNFTマーケットで販売しています。
Web3の活動に限らず、画像や動画の生成はナレーターとしていろんなシーンで活用できると思います。

作品とAIツール紹介

【ファンアート作品 1】
CryptoNinjaの「シャオラン」というキャラクターのファンアートです。
今一押しのDALL·E 3が搭載されたChatGPTでイラストを制作しました。

【画像生成ツール】

私がよく使うおすすめの画像生成ツールを3種類ご紹介。

・DALL·E3

「シャオラン」を生成したのは、今一番注目のツールです。
画像のクオリティ・機能性・使いやすさを総合的に加味すると、圧倒的に1番ではないかと思います!
ChatGPTの有料版やBing(マイクロソフトの検索エンジン)に搭載されている画像生成AIです。
Bingだと無料で使用できますが、ChatGPT有料版の方が多機能です。
会話をするようにイメージを伝えるだけで、適切なプロンプト(指示文)を作ってくれて、指示に忠実な画像を出してくれます。
まず、画風の違う2種類のパターンの絵を出してくれるので、よりイメージに合うイラストを選んでさらに指示を出すことが可能です。
「1番のイラストの女の子に刀を持たせて」などと、追加の指示で少しずつイラストを完成させていくことができます。
これは、これまでの画像生成ツールではできなかった手法です。

・Midjourney

https://www.midjourney.com/home/?callbackUrl=%2Fapp%2F

テキストから画像やイラストを生成 してくれるツールで、チャットツールの「Discord」で利用できます。
おそらく画像生成AIの中では、一番有名かつクオリティが高いのではないでしょうか。芸術性の高いイラストを生成してくれます。
有料にはなりますが、月単位の課金を選び、必要無くなれば解約できますので、お試しで一度触ってみる価値はあると思います。

・にじジャーニー

Midjourney をベースに作られた画像生成AIで、アニメ風のイラストに特化したツールです。
Midjourneyに課金していればにじジャーニーも使用できます。
日本のアニメや漫画に出てきそうなキャラクターや世界観をしっかり表現してくれます。

【ファンアート作品 2】
CryptoNinja「岩爺」のファンアート
こちらは、AIツールを使い画像を動画にしてみました。
元々の画像は「にじジャーニー」で作っています。

【動画生成ツール】

ここでは、イラストを動画化することができるツールをご紹介します。
・Gen2

「岩爺」を動かしたのが、この「Gen2」です。
テキストから動画を作成できる AI ツール。
テキスト、画像、ビデオクリップから動画を生成できます。
現在出ている動画生成AIの中では一番クオリティが高いと思います。
商用利用が可能で、基本は有料ですが、お試しで何回か無料生成できます。

今回は、数秒の生成動画をつなぎ合わせて、表情の変わっていくキャラクターの動画を作ることができました

・PikaLabs

テキストや画像から高品質のビデオを生成することができるAIツールです。
先ほど紹介した動画生成AI「Gen2」ほど、大きく画像が変化するわけではないですが、比較的ナチュラルな違和感の少ない動画を生成することができます。
3秒ほどの短い動画ですが、無料で利用でき、商用利用も可能です。

・Kaiber

画像やビデオ、テキストなどから動画を生成することができます。
非常にアーティスティックな動画を作ることができます。
一方で、ナチュラルな動きを付けたいときには、あまり向かないかもしれません。
有料プランだと、商用利用することも可能です。

【ファンアート作品 3】
こちらは、「コンガ」というゴリラ忍者のキャラクターです。
画像は「にじジャーニー」で、キャラクターと背景を別々に作りました!

【音楽生成ツール】

続いては、音楽生成ツールのご紹介です。

・SOUNDRAW

楽曲を自動生成するAIツールです。
ムードやジャンル、テンポ、曲の長さなどの条件を指定すると、それに応じたオリジナルの楽曲を作成します。

「コンガ」のファンアートは、これで曲を付けました。
キャラクターのイメージにぴったりな音楽が生成できたと思います。
デザインツール「Canva」と連携しているため、Canvaのサービス内で使うことができます。(別途アカウント登録が必要)
商用利用可能ですが、無料プランだと生成のみで、有料プランならダウンロード可能です。
私がCanvaで使用した時は、一回無料でダウンロードできました。
イメージどおりの曲を簡単に生成できるので、ぜひ試してみてください。

・captions

自動翻訳、字幕、音楽生成などを行えるほか、画像生成や長い動画をショート動画へ変換するなど多機能なアプリです。

ちなみに「岩爺」の動画では、この翻訳機能を使用しました。
日本語ナレーションを吹き込むだけで、自分の声で外国語変換されるので、自分が様々な言語をしゃべれるようになったような驚きを味わえます。
まるでドラえもんの「翻訳こんにゃく」のようです。

利用規約を読んだところ、商用利用可能のようです。
Web版は、ビデオの圧縮、AIアイコンタクト、言語を字幕翻訳という機能限定になりますが、無料で利用できます。
スマホアプリは有料プランのみで、3日のフリートライアルがあります。

【Canvaの紹介】

最後は、AIツールというより、多機能すぎて一番お世話になっているツールをご紹介します。

「Canva」 

https://www.canva.com/

デザインツールとしておなじみなので、使っている方も多いのではないでしょうか。画像や動画の作成ができ、アニメーション機能などもついている多機能なツールです。
画像や動画を生成した後、最終的に一つの動画にして仕上げるのにこのCanvaを使っています。

最近Canvaの機能向上が凄まじく、さらに便利になりました。
AI機能が多数搭載され、Canva自体で画像生成や動画生成もできます。
また、背景透過や画像の一部を消すなど、痒い所に手が届く機能が多く搭載されています。
その他、色んなアプリと連携しているので上記で紹介した音楽生成やQRコード生成などもCanva内で完結できます。

上記でご紹介した「シャオラン」のパンダの動きもCanvaでつくりました。
パンダ部分だけ切り抜き、何枚かのページに分け大きさの違うパンダを並べてアニメーションを付けることでパンダを動かしてみました。
今回は少しややこしい作業をしましたが、単純な動きであればCanvaで簡単に作ることができます。

無料と有料プランとありますが、無料でもかなり多くの機能を使うことができます。
基本的には商用利用可能ですが、細かい規定もありますので、ご確認ください。
その他のツールについても、ご使用の際にはあらためて利用規約をご確認いただけたらと思います。

まとめ

以前よりも、AIによる画像生成の精度が格段に上がっており、指示も簡単になりました。
画像だけでなく、動画や音楽、さらには音声の翻訳もしてくれる時代です。
新しいツールが登場するたびに、それを使ってのファンアート制作は、私の新たな楽しみとなっています。

このようなAIツールは、Web3の活動だけでなく、普段の声優やナレーターとしての活動に大変役立ちます。
ボイスサンプルに使う画像の生成や、朗読用の挿絵など、様々なシーンでの活用が期待できます。
最先端の技術を取り入れることで、自分の活動をさらに効果的にすることができますので、機会があれば取り入れてみてはいかがでしょうか。

今後も、最新のAIツールやその活用法についての情報を発信していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに。
今回の記事が、皆さまの活動の一助となれば幸いです。
それでは、次回の更新でお会いしましょう!



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〇WEBサイト:フリーランスナレーター松本ふみこ
〇NFTコレクション:https://opensea.io/collection/ninjartcollection


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