見出し画像

Life is double work.


いつも読んでくださってありがとうございます、ひとりーまんです。

ここ数日、ちょっとインプットに時間を割くようにしているのでブログリリースがちょっと遅め。はい、言い訳です、すみません汗

ただ、このブログがもっと多くの人に届くように先人達の知識を蓄えてるのは確かな事実で、自分の脳をアップデートしないと誰にも読まれないただの独り言になってしまう。備忘録も兼ねてブログを書いているので誰にも読まれなくてもとりあえず目的一つは達成しているわけだがそれだけじゃ寂しいじゃん。

だから多少リリースが遅れたとしても、まずは自分が階段を一段ずつ上っていってる確信を持ちたい。なによりもそれがモチベーションになるからだ。

と、いうわけで、今日は副業について書いてみたい。

副業はなぜして欲しくないの?~実例紹介~

特に最近、コロナの影響で副業という言葉をよく聞くよね。

でもこの副業、禁止されてる会社って結構多くない?勿論就業規則に明記すれば法律違反なのでそこは会社側もちゃんとしてるんだけど、何故か副業はしちゃいかんオーラをビンビンに感じる。

そこで、就業者目線ではなく、経営者目線でそりゃ制限したくなるよなという実例を挙げてみようと思う。

あるA君、副業禁止ではない派遣会社の妻子ある社員。

仕事はマジメな方だったが仕事の出来よりも飲み会の時のノリの良さが際立つ僕と同い年のまぁまぁ良いやつだった。

飲み会の幹事をしたり、その場でのノリが良かったりしたら普通、会社の上司から好かれるはずなのだが(僕は真逆でノリも悪いし幹事はしない)、会社の上司からすこぶる嫌われていた。

それは彼が交替勤務の隔週、ファストフード店で副業していたからだ。

当時、若かった僕も彼の副業に対して"辞めた方が良い"と促してはいたけど、口では"はい"と言うものの辞めようとしなかった。

案の定、彼が仕事でミスした時、大いに周囲から叩かれまくった。副業なんかやってるから失敗するんだ!と。


僕は彼のミスが副業のせいとは思っていなかったので、彼と一対一で話す事にした。

話した内容はミスしたことは仕方ない。同じミスを繰り返さない為にしっかり反省して、自分の落ち度を改善しよう、という内容だった。

彼は同い年の僕に諭されたからなのかただ悔しかったのかはわからないが、号泣して僕に謝ってきた。もう副業は辞めると。

それから1~2ヶ月経ったそろそろ彼の風評被害も無くなってきた頃に、彼にステップアップのチャンスが訪れた。一般社員から作業員をまとめる管理者へのステップアップチャンス。

このチャンスを彼は逃した。スキル不足ではなく、副業が原因だった。辞めていなかった。

どのように副業が彼のステップアップを阻んだのかというと、チャンスをモノにする為に一般の作業員が帰った後もある程度残業して成果を残さねばならないのだが、そこを怠ってファストフード店でバイトをしていた。

結果、上司から認められるような成果を出せずにチャンスは泡となって消えた。しかも副業をしているレッテルが更に強固なものになって復活した状態になった。

副業禁止に法的拘束力は無いのだが、就業規則の中に業務専念義務というものがある。いくら個人に対するチャンスであっても、それは会社が従業員に対して業務を円滑にしたり、会社に寄与する為に課している事であり、そこに努力も成果も無ければ評価は下がって然るべき。

しかもそこまで難易度の高くない課題であったため、彼に対する期待度は地を這うように下がっていって、結局居場所が無くなって退職してしまった。


この事例を目の当たりにした僕は企業が副業を制限したい意味がよく分かった。会社に不利益を与えて本人だけ利益追求することは絶対にNG。副業をすることは本業に専念する事を阻害する可能性があるのだ。本人の本業や副業に対する向き合い方にかなり影響されるので、経営者側がコントロールできないところで問題が発生して、それが原因で会社に不利益を生んでしまうかもしれないからだ。

彼を救うことができなかった反省の意味も込めて、どうすればよかったのか最後に書いていこうと思う。

彼を救えたはずの二つのアクションプラン

当時は知らなかった知識が今はあるので当時の彼に対して今では答えをしっかりと出せる。

答えは大きく二つある。

一つ目は本業で手を抜かないこと。

本業で手を抜いたり、ミスすると必ず副業のせいにされてしまう。本来の理由がヒューマンエラーでなくシステムエラーであったとしても副業してて気が散ってるコイツのせい!が前面に出てくる。

だから副業するなら本業で手を抜くこともミスすることも許されない。

二つ目は、副業していることを絶対にバレないようにすること。


正直A君の破滅はファストフード店の店頭に立ってアルバイトしていることから始まっていたように思う。

悪い言い方だがもし副業していることがバレなければ、どれだけ仕事で手を抜いたりミスしたりしても管理者へのステップアップチャンスは無くなるとしても退職に追い込まれる事は間違いなく無かった。実際に彼より手を抜いたりミスしている人は多分に存在してて、今日も普通に何食わぬ顔して会社にいる。

だから、彼は絶対に他人にバレないような場所や職種を選ぶ必要があったと思うし、仮にファストフード店で働くにしても店頭は絶対に避けるべきだったってことだ。

今となっては彼にその声は届かないが、過去や終わった話にたらればを付ければ次回に活かせるアクションプランができる。前のブログでも書いたようにたらればは決してマイナスに働くアクションではないのだ。

時を戻してほしい・・・。


最後に

僕は副業は決して悪いことだとは思わない。確かにお金を稼ぐ行為ではある上に、本業の機密情報が漏れてしまうケースもある。経営者目線から見たら絶対にして欲しくないだろう。

しかし、例えば急に部下がセールストークが上手くなったとしたら?去年までワードもエクセルも使えなかったのにパワーポイントで説明資料をガンガン作れるようになったとしたら?そしてそれが副業のおかげだとしたら?

僕だったら単純に喜ぶ。部下が成長していく姿は自分の子どもが成長するのと同じくらいうれしいものだ。そのきっかけが自分の教えでないことは少し寂しいが、どのような理由であれ、会社に直接的な不利益を及ぼさないのであれば、副業でもなんでもやらせるべきだと思う。

4月に入り、新入社員が入社してきたことによって、多様化が進んでいる時代をそろそろ僕たちも感じてきていることだろう。変わらなければいけないのは中年に差し掛かった僕たちの方だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?