切れない仲のママ友への愚痴
子どもが保育機関へ通うようになって、すぐ親しくなったママ友がいた。
ママ友とは、お互いの育児や家事を労いあい、子どもの成長を喜ぶライトな関係性から、家族個別の人間関係(義両親、実家の兄弟姉妹、職場や学校など)や家計まで把握し、それぞれの悩みにアドバイスしあうようなディープな仲まで様々な関係性があると思うが、私と初めてできたママ友の関係は後者より、ややディープな関係がたちまちできた。
今にして思えば、なぜそこまで急速に親しくなったのか不思議ではあるが、とにかく急速に親しくなり、ランチや飲み会だけでは飽き足らず、旅行なども一緒に行くようになった。
そして、3年ほどママ友としての蜜月を過ごし、私は距離をとることを決心する。ママ友に対して特に大きな不満はなかったつもりだったが、ママ友を中心としたグループに私は所属していて、そこでの結束力の高さに息苦しさを感じていた。
「今度、子供連れてみんなで果物狩りに行こうね。その時のお会計や車代はこういうふうにしてさ、お昼はこんなふうに持ち寄ったら子ども喜ぶよね。」
「この行事が終わったら、子どもを預けてさ、ママだけで飲み会に行かない?お疲れ様会。たまにはいいよね。」
「このあと、どう?空いてたらランチでも行かない?」
こんな会話が年間、およそ何回繰り返しただろうか。かなり頻繁にあって、グループラインでは、いつも未読の通知で赤くなっていた。
ちなみに、この中の会話では私も口火を切ったり、率先して提案したことが何度もある。仲が良いママ友が存在することに酔っていたのかもしれない。そうして、自分から息苦しいとほざいているのだから世話がない。
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