人生のなかで

ああ、今日もすてきな1日だったな

と、あと何回思いながら寝れるのだろう
そんなことをふと考えた

ちょっとした喜びと
少しのどきどきと
わずかばかりの切なさと

そんな1日を過ごせることは
ほんとうに幸せなことで

自分はとっても満たされていると思っている
けれど、
実はからっぽの器に近いからこそ、進行形の「満たされていること」を感じられているのかもしれない
でもだんだんその器は満たされていき
新しい器をつくりだしていく

明日はどんな1日になるんだろうって
どんな感情がそこに待っているんだろうって
日々移ろいでいく自分と、世界に
次に私が満たされていく世界に
ただただわくわくしている自分がいる

何度も出してしまうけれど
やっぱり世界は不安定なつりあいで
もとに戻ることなんてありえないのだと思っている

　

このまえ
付き合っている人と「お別れ」をした

別れる、ということは
今まで分断する意味で捉えていたけれど

道が別れるだけで、近い道を歩くこともできるのではないかと思えるような

背中を押すつもりが
逆に力をもらってしまうような

捨てるつもりが
たくさんのギフトをもらってしまうような

そんな、お別れだった

いろんな人に力をもらいながら、
今日もたくさんのことを与えられながら
小さな、でも無くならないものの積み重ねで
私の人生はまた積み重なっていく

今日もすてきな1日だった

あの人も
そんな1日だと思えているといいなあ