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その道の先の空が


すごくきれいなことはわかってるんだ
すてきだねって微笑むあなたがいることも

すらっとした輪郭と
無邪気な目尻と
クリアに思い浮かぶ、あなたの笑顔


ただその空を見てしまったとき
わたしたちはお別れの挨拶をしなきゃいけない


そんな気もするんだ

次の道を曲がった先には
それはもうきれいな空がひろがっていて

わたしはその道を進むあなたを見ていたいから
路地裏に佇んでしまうのかもしれない


その風景がなければ、
あなたは振り返らないでしょう?



だから俺も、その空に背を向けて歩き出すよ
目をくらます光も、背中に受けると暖かいものだから



交わりたいけど、それは点でしかなくて
交わったその先は、離れていくだけ

なら交わらずに、自分の道をいくよ

そのほうが、少し離れたところから
空を見上げるあなたを見ていられそうだから


あの日の空は、ずっと背中に留めておくからね

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