両手いっぱいの花束を放り投げて
誰かひとりを守るために
誰かひとり
もしくはそれ以上を傷つけてしまうとき
そしてそのどちらも大切なとき
わたしは誰を守れるのだろう
「傷つける覚悟」とあなたはいった
「責任」とあなたはいった
優しい嘘ってなんだろう
必要な犠牲ってなんだろう
多くを求めるな、と誰かはいうし
そんなのエゴだ、と誰かはいう
だからわたしは、
わたしのために、あなたを守るよ
わたしのために、誰かを傷つけるよ
それでも、
この目の前の世界はわたしだけでは成り立たない
あなたたちがつくってくれて、
あなたたち抜きでは成り立たない世界
そんな相反構造にある世界は
きっと自然ではないのかもしれないけれど
そもそもこの歪んだ世界線に
自然なんてあるのかな
だからこそ
この世界はわたしのための世界だから
がんばるよ、わたしがわたしであるために
わたしの世界を、見てくれているあなたとともに
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