汗っかきのアイスコーヒー
2年ほど前の夏。
2人連れのお客さんがアイスコーヒーを注文しました。
運んで行ってかれこれ10分20分30分と
ストローの封も切らないままお話が続いていました。
アイスのグラスはびしょびしょに汗をかき
「とりあえず飲んで下さい」とは言えず
頭をひねった末に思いついた言葉。
「あのーー。ひょっと
ご注文聞き間違えていませんでしたか?」
と声かけてみました。(我ながらナイス)
ハッと気づいた2人は慌てて間違えてないですッと答え
ちょろちょろ飲み始めました。
お金をいただくからいいってもんではないんです。
じっくり時間をかけて抽出するダッチのアイスコーヒー
手がかかっているんです。
できれば美味しいうちに飲んでいただきたい。
お話しがしたくて来店するのは分かるのですが
作った者の気持ちをちょっとだけ考えて欲しいんです。
偉そうですが
☕︎☕︎
アイスコーヒーで思い出すのは、女子高生の頃店を手伝っていて
オーダー取りに行ったら
「れいこ」というので私はれいこじゃないぞと聞き直したら
やはり「れいこー」
3〜4度聞いて「レイコー」と認識し父に伝えたら
アイスコーヒーのことでした。
関西?大阪では「冷コー」という初耳学でした。
ダンディーなおじさまが
「きみを愛すコーヒー」と言ってくれたのも忘れられない。
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