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1日の終わりに

こんな1日にはきちんとオチがありました。

雨降って雷も鳴るし、もう閉めようかなと思っていた7時30分。
やって来たのです。子供連れの外国人ご夫婦が。
どうやら日本語話せない様子。
とりあえず8時までですがよろしいですか?とゼスチャー交えて説明。
オッケーとのことでオーダーを聞くと
コーヒー色々飲みたいということで、メニューをスマホアプリで覗きつつカウンターへやってきて豆の瓶を開けて香りを嗅ぎたいとのことであれこれ嗅いでいただく。ブラジルはどれ?と言っているようだがすみませんブラジルありません、と説明。
コーヒー3つとガトーショコラ2つ注文いただきコーヒーを淹れる。
チラッと見に来たり
豆の量は?抽出量は?注ぐ量は?と色々聞かれてしどろもどろで答え。
近くですか?と聞くとコーヒーを色々飲みながら旅をしているとのこと(多分)
英語ができたらあれこれお話しできたかな。
いつもスタッフと「英語話せたらええね」と話しつつほったらかしていたツケがやってきたのです。

「so beautiful‼︎」と言って帰られました。
コーヒーが気に入っていただけたかはわかりませんが
英語話したい熱は高まりました。

豆の香りを嗅がれたのは初めてですが
正しい選び方だと思います。
保育園くらいの可愛い男の子が、椅子をぴょんぴょん跳ねて飛び移っているのを見てカウンター内から
「危ないので連れちょってくださいねー」と叫んだのは通じたようで
子供さん座らせてくれました。気持ちよ気持ち。

そして
お母さんとトイレに入った男の子がフリチンでわーっと走り出てきた
そのおおらかさ羨ましい。
そして今日も終わりました。

この仕事も毎日同じことの繰り返しで同じパターンに慣れすぎていて
突然全然違うパターンが来た時の適応力の無さに気付く。
内心実にドギマギでした。

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