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存在感薄い私

今日休みなので歯医者さんへ行きました。
診察台に寝そべって必ず思い出す事は、小学生の時近所の歯医者さんで治療を受け詰め物固まるまで「口開けちょってねー」と言われて口を開けてしばらく経った時、パチパチと診察室の電気消されて衛生士さん達が帰ろうとしたのです。
「あーーのーーーー」と声を出して気付いてもらったけどこれはショックでした。そのくらい存在感のない私だったのです。
また
高校の頃、クラスで文化祭で劇をやるのに配役を決めて行って、
私だけ何の役にも抜擢されなかったこともあります。
消極的で控えめでおとなしく存在感のない私。

でもそんな私だからこそ
お客さんの存在には敏感なのかもしれない。
店に入って気付かれないことってないですか?それは嫌。だから必ず気づいて「いらっしゃいませ」と言う。(当たり前ですが)
オーダー待ちのお客さんに「すみませーーん」と言わせない。
食事が終わったらお皿下げに行く。
客席見渡して何か言いたい時の目線に気付く。
存在感の薄い人も濃い人も同じようにこの時間を楽しんでもらえるように。

「すみませーん」に関しては、大声で叫ばれるの嫌なので特に気をつけます。友人がレストランで働いていた時に「すみませーん」と言われたらダメで、言われた数を「正」でカウントして競っていた、という話を聞いたことがあって妙に納得。今「正」では数えないか。

そんな気弱な私も鍛われてすっかり図太く逞しくなりました。
年々怖いものがなくなっていく。最強の私になっていくのです。
そう思うと歳を重ねるのは楽しいよ。

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