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今更のプリン

ホールの大きなプリンに何度もチャレンジして
失敗を重ねた結果また小さなプリンに戻ってきました。
また焼こうと思ったのは先週のbotanさんの出張ケーキプレートのプリンがあまりにも大きくて美味しかったから。(こういう刺激はありがたい)

そして考えるのはプリンを単品で売るかコーヒーとセットにするか問題です。
レトロ特集で取材されたある店が、プリンだけ食べにくるお客が増えたと困っていました。そこは300円だったかな。できることならコーヒーも飲んでもらいたいのが本音ですがお客さんはシビアです。
うちでは以前ケーキセットとして出してましたが、食事の後に食べたい、の声も多く今回単品でのメニューにしました。土佐ジローという地鶏の卵を使っているので価格は450円。
喫茶店というのはこんな細かいことにも心砕いて行かないといけない大変な商売です。
でも今日はかわいい女子が2人。
プリンとクリームソーダとガトーショコラを注文して楽しそうに写真撮ってました。
いつまでも写真撮ってないで美味しいうちにどうぞ。という気もあるのですが、娘がとにかく写真を撮る子なので若い子の価値観はやはり違っているというのもわかるので、最近は出来るだけ同時に出せるように瞬時に頭を巡らせ最大限のテキパキで仕上げるようにしています。
クリームがだれたケーキやアイス溶けかけのクリームソーダは悲しいですよね。
何だかこの歳になって人間できて来たな、私。

少し前、ランチの3人組にサンドパスタドリアの注文を受けて「なるべく一緒に出してください」と言われてのけぞりました。大きな店ならまだしも1人で作っているこんな小さな喫茶店にその要求はきつい。そしてそれは店に言うべきではないことです。言われなくても最大限努力はしているしオーダーによる時間差はあるので。

お昼に「何が早くできますか⁇」と聞かれていそうでいるのかと思えばそうでない場合もよくありここもまた面白いところです。
デスノートで、その人の名前がゆらっと出て来たようにそのお客さんの滞在時間がゆらっとわかれば幾分やりやすくなるのにな、というの非現実的なこともよく妄想します。いつも急いでいる人のを先に作ったらその日に限ってゆっくりだったり、その反対もよくあるのです。

あれこれ色んなこと考えながら
今日も終わっていきます。
夕方5時のこのゆったり感が好き。

誰もいない店内




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