お正月映画クロニクル【1983‐1985】
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社会人になってすぐに気づかされたのが、自由な時間が劇的に減って、映画を見に行くのもままならなくなったってこと。そりゃあ当然なんだけど。正月休みも、学生時代の長い休みと比べると、ぜんぜん短いもんね。
【1983年】
この年のお正月映画の圧倒的本命が「E.T.」でした。でも、なぜかこれも「ジョーズ」同様、ずっと遅れて春先に見に行ったのでお正月の印象なし。まあ私が真っ先に見たくなるような映画ではないもんな。
「地中海殺人事件」。アガサ・クリスティーの映画はこのころ正月映画の定番だったのかな。これは原作が『白昼の悪魔』で、こっちはよく知ってるんだが、映画のほうは覚えてないなぁ。ちなみにピーター・ユスティノフの演じる名探偵エルキュール・ポアロ、私は好きであります。
「ランボー」って、お正月映画だったっけ? しかし、スタローンは21世紀の今でもまだランボー作り続けるつもりのようだが、当時はそんな事態はまったく予想できなかったな。ちなみに、私はあのラストが嫌いでした。
【1984年】
仕事に慣れてきたせいか、この年はけっこう映画見る余裕も出来ていた気がする。
「キャノンボール2」は、ガッカリ映画だった記憶がある。「1」よりは評判が良かったような気もするが。でも今は再見してみたい気がものすごくする。
「ドラゴン特攻隊」は、いろいろイワクのある映画だが、作品そのものは超ヘンテコ映画だ。さて、この映画、何かと二本立てだった気がするんだが、何だったかな?
「ピンク・パンサー5/クルーゾーは二度死ぬ」は、シリーズ主役のピーター・セラーズ死後に作られた第5作。ラストで、死んだはずのクルーゾー警部が出現するシーンは、笑ったってよりも唖然とさせられたっけ。
この年の最大の謎は、なぜ私が「ネバーセイ・ネバーアゲイン」を映画館で見なかったかだ。すでに完全な007マニアだったのに。なんかタイミングを逸しているうちに公開が終わってしまったんだっけな。まあ後年何度のビデオやLDやDVDで見てるけど。
【1985年】
本社勤務になって時間は多少余裕ができたものの、見に行く本数は相変わらず少なかった。試写を見る機会は増えたが、当時の映画会社の試写室って、今のよりもかなりショボかったなあ。
「グレムリン」については、なぜこの映画をチョイスして見に行ったのかが、今となっては謎。ほんとにお正月映画だったっけ?
「ゴーストバスターズ」は、どこで見たかは覚えてないが、これがCDで買った最初のサントラ盤だったことは覚えてる。以後、それまでに買い集めていたLPのサントラ盤は聞かなくなった。そういえば、最初に買ったブルーレイもこれだったな。
「スパルタンX」については、こちらを参照。今みたいなジャッキー・マニアになる前に見た映画なので、あんまり印象はない。
「ドーバー海峡殺人事件」は、仕事関係で試写で見たし、いろいろやった映画でした。ただし映画自体はよく覚えてないです。
見る本数が減り、より偏った映画の見方をし始めてますねえ。
【つづく】
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