2017年のこんにちは

よほどのことがなければ、毎年寝正月を決めこむわが家ですが、2017年の元日は、なぜかこんなところにおりました。

一家をあげて応援しているサッカーJリーグの川崎フロンターレが、初めて天皇杯の決勝に進出したのです。

これまで、さんざん「シルバーコレクター」呼ばわりされてきたフロンターレが、ついに初タイトルを獲得する(かもしれない)試合を見逃すわけにはいきません。元日決戦に駆けつけるのは当然でしょう。

それにしても、この天皇杯の仕組み、何とかなりませんかね。

準決勝がおこなわれたのは、12月29日。この試合が終わらないと、決勝のカードは決まりません(当たり前) 中2日しかないので、準決勝の結果を見てからチケットそのほかを手配するのは、正直かなりしんどい。

今回も準決勝どころか準々決勝あたりの時点で、すでに決勝戦のチケットは完売状態。

ところが、ここでラッキーな出来事が。

日産スタジアムでの準決勝に参戦した妻が(私は仕事、息子は塾の冬期講習で不参戦)準決勝の相手だった大宮アルディージャのサポーターさんが手回しよく買っていたチケット3枚を、運よく会場で譲ってもらうことに成功したのです。ありがとう大宮サポさん。来年も頑張ろう(あ、もう今年か)

ということならば、行くぞ決勝戦。

しかし、例年国立競技場で開催されていた天皇杯決勝戦は、建て替えのためにここ数年は使用不能。なので決勝戦の会場は回り持ちとなっています。そして今年の会場は、よりによって大阪府の吹田スタジアム。大阪だよ大阪。

そんなわけで、元日早々、わが家は大阪へ日帰りツアーを決行することになりました。

試合開始は午後2時。開門は午前11時。何とか入手したチケットは自由席なので、開門時間に間に合うように現地に到着する必要があります。

なので、新年早々、午前5時起床。

おかげで、人生半世紀以上を過ごして、生まれて初めて「初日の出」というやつを見ました。

新横浜発午前8時過ぎののぞみで、一路新大阪へ。

大阪には10年ほど前にちらりと行きましたが、それ以来。なので、いまいち土地勘が怪しい。新大阪からは地下鉄御堂筋線、さらにそれが北大阪急行とかいう耳慣れない路線に乗り入れて、千里中央駅。そして大阪モノレールで、吹田スタジアム最寄りの万博記念公園駅へ。

なんとなつかしい。

じつは1970年の大阪万国博覧会の開催時、私は兵庫県の西宮市在住。わりと近く、そして父親がけっこう好きだったせいもあって、万博へは毎週のように出かけていたのです。

今でも私の自慢は、万博のパビリオン全館を見たこと。まいったか。

でも、万博閉会後は、一度も会場の千里が丘を訪ねたことはありませんでした。

それから46年。

まわりの風景は変わっていても、その地に立てばいろいろと思い出します。ああ、あのあたりにでかい駐車場があったな、あそこにアメリカ館があったっけ、エキスポランドの跡はショッピングモールになっているのか、などといちいち感慨深いものがありました。

しかし、地元のガンバ大阪のサポには今さらなんでしょうが、吹田スタジアムって、駅から遠いですねえ。いやわれらが聖地である等々力スタジアムも最寄駅からはかなり遠いのですが、基本的には平地。しかし、千里が丘は丘陵地帯だけあって、アップダウンがキツイ! おまけに入場待ちは長蛇の列。これがアウェイの洗礼か!(いや今回の相手は鹿島アントラーズなのでアウェイも何もないんですが)

とはいえ、まだ新品のサッカー専用スタジアムは、じつに素晴らしいところで、感銘を受けました。来季のアウェイ・ガンバ戦にも乗り込もうかな。

え? 試合の結果? さあて、どうでしたかねぇ(笑)

試合後は、ほぼトンボがえり。新大阪の駅ビルで、関西在住時には「ごちそう」だった美々卯のうどんをおいしくいただき、そして新横浜へ。

こうして夜10過ぎに無事帰宅して、わが家の元日弾丸ツアーは終了しました。

私にとっては、46年ぶりの太陽の塔との再会もあって、まあいい正月でしたということにしておきましょう。

タイトルは2017年に獲ればいいよね。

  旅行でぶらり(笑) 目次

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