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システムを再起動します

【少々のネタバレありです。用法容量にご注意のうえでご使用ください】

パソコンやスマホを使っていると、たまに遭遇するのがフリーズという現象。いきなりすべての機能が停止して、キーボードを叩こうがマウスをクリックしようが画面をタッチしようが、うんともすんとも言わなくなるやつ。厄介ですね。

そんなときにどう対処するか。

いろいろ方法はあるんでしょうが、私のファーストチョイスはいつも「再起動」です。

いきなり電源をオフにして、しずかに十まで数えてから、おもむろに電源を入れなおして起動するんです。いささか乱暴な方法かとは思いますが、たいがいの場合はこれが有効なようです(もちろんダメなケースもあるので、実行は個人の責任でお願いします)

先日「スカイスクレイパー」(2018年)という映画を見ていたら、「スマホが故障したら、とりあえずはまず再起動」というセリフが出てきて、思わず賛同しました。

なにしろそう言うのがロック様ことドウェイン・ジョンソンなので、信頼感バツグン(個人の感想です) ああ、なんて心強い。

映画のオチでもこれが上手く使われていたので、覚えておいたほうがいいですよ、この方法。しかし、あんなデカいシステムを、ほいほいと再起動していいんですかね。

そういえば、あの「ジュラシック・パーク」(1993年)でもこの再起動が機能していました。

パークのすべてをコントロールするメインシステムがハッキングによってロックされてしまい、そのために恐竜たちが暴走してしまうのですが、その事態を打破するために取る方法が、再起動

こんな巨大なシステムでも再起動が有効なのかどうか、私は知りませんが、どうやら映画の主人公たちも同じだったようで、はたしてうまくいくかどうか、ドキドキの展開でしたね。

映画界にはコンピュータに詳しい人は少ないのか、この手のピンチには、たいがい安直に再起動が使われます。

クライマックスがコンピュータとの対決となる「2001年宇宙の旅」(1968年)でも、人工知能のHALを相手に主人公が取る手段が、電源オフ。

巨大なシステムの心臓部にもぐりこんだ主人公が電源を切断してゆくと、HALが「やめてくれ」とか言って懇願するので、コンピュータ側も、この手段をおそれているらしく、再起動が有効なことがわかります。あなたのパソコンやスマホが反乱を起こしたら、再起動で対抗しましょう。

ただ電源を切って再起動するのでは単純すぎるので、もうちょっと考えてコンピュータと対決するのが「新世紀エヴァンゲリオン」の第13話「使徒侵入」

微生物型の使徒にハッキングされて自爆指令を出す巨大コンピュータシステム・マギに対処するのは、単純な再起動ではありませんでした。このへんの凝り具合がエヴァらしいなぁ。詳しくは本編を見てね。

ちなみに、このエピソードのスリルは最高で、全編中もっともスリリングな一話だと思います(エヴァ自体がほとんど活躍しないけど)

ということで、「コンピュータが故障したら、とりあえず再起動」と覚えておきましょう。責任は持てませんけどね。

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