スポケーンぶらり（8）上空映画編

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スポケーン旅雑記の締めくくりは「スポケーン」でも「ぶらり」でもなく、写真もなし。去年のロンドン編でもやった、上空10000メートルでのお話し。

ほんの数年前までは、海外旅行最大の苦痛は往復の飛行機内でした。狭い座席にくくりつけられての長い飛行時間は、窮屈、退屈、鬱屈。しかし、座席に個別モニターがつくようになって、改善されました。映画をはじめとする多彩なプログラムは、今はむしろ楽しみになってます。狭いのは相変わらずだけど。

ということで、昨年のロンドン旅行と同様に、今回も往復の飛行中はビデオ漬け。まあ自宅にいるのと大差ないんですがね。

もちろん、シアトルからスポケーンまでのアラスカ航空機にはそんなものありませんでしたが、成田からシアトルは全日空の便で、プログラムも充実してました。ありがたや。

では、往復合計20時間ほどの間に見た映画などをご紹介しておきましょう。

まずは往路（成田→シアトル）で見た映画。

「アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン」　映画館に見に行こうと思っていたのに見逃していた映画を見られるのは、ラッキーです。このシリーズは家族で毎回見ていたので、親子3人で申し合わせて見ました。内容は……いや、見ることが大事なんです、シリーズ作品は。

「大茶飯」　昨年秋に香港で公開された作品ですが、いまのところ日本公開は未定。これは見逃せません。かつて「八仙飯店之人肉饅頭」の怪演でショックを与えてくれたアンソニー・ウォンが人情派のヤクザのボスを演じる、ちょっと泣かせるお話し。このまま日本未公開になるようだったら、そのうち「未発売映画劇場」のネタになるかな。

「荒野の大活劇」　なんと！　私のお気に入り映画のひとつに、こんな所で出会うとは。新作ばかりでなく古めの名作映画もプログラムすればいいのに、などとロンドン編で書いた気がしますが、さすがは全日空さん、対応済みでしたか（この映画が名作かどうかはともかく）。ただ、今回何が痛恨だったかといえば、最後の決闘シーン（私の大好きな場面）になるところで、機がシアトルに着いてしまったこと。残念。

で、帰り（シアトル→成田）で見たのはこちら。

「ゲット・ハード」　日本での公開が決まってません。凄腕セレブの金融マンが刑務所に入ることになってじたばたするコメディです。近年のアメリカのコメディは、どうももうひとつ面白くないんですが、これもまぁまぁ程度な感じでした。国内ではDVDででも出るでしょうかね。原題は「GET HARD」

「スウィングガール」　こういう見逃していた映画に出会えるのはありがたい。それもタダで見られるし。でもこの映画、ちゃんと劇場で見ておけばよかったと後悔しました。ラストの演奏シーンなんか、小さなモニターで見ててもトリハダものだったんですから、劇場で見てたら、泣いてたな（笑）

「ラン・オールナイト」　日本でも公開していた映画ですが、知らなかった。凄腕殺し屋だった父親が絶縁状態だった息子を助けるために現場に復帰して必死の戦いを繰り広げるというストーリー。そりゃ、すぐ隣に自分の息子が座っているシチュエーションで見れば、泣けるわな。肝心のわが息子は別の映画見てたけど（笑）

「荒野の大活劇」　やっぱり映画は最後までちゃんと見なくちゃね。自宅にDVDがあるにしても。まさかこの旅行中の１週間で２度も見ることになるとは、予想もしませんでしたが。

で、このほかに、日本のテレビ番組がいっぱいプログラムされてたんで、わさわさ見ました。ざざっと書いときましょう。

「Jリーグ　2015シーズン前半戦スーパーゴールランキング」　何でフロンターレのゴールがひとつもないんだ（怒）

「ワールドプロレスリング・リターンズ」　新日本プロレス2013年4月7日両国大会の「IWGP選手権　棚橋×オカダ」　いい試合だったね。もちろん以前に見てたけど。

「水曜どうでしょうClassic」　おお、こんな番組まで。「原付日本列島制覇」高知県桂浜への最終部分。今回見たなかでいちばん面白かった。全話やってくれればよかったのに。

「笑点」　50周年突入で、座布団10枚達成の回！　隣の息子が「放送時にちゃんと見たのに、なんでまた見てるの？」　お前は修業が足らん（笑）

「お笑いＴＶ」　この番組はウトウトしながらだったので、スミマセン、誰が何のコントやってたか、よく覚えてません。あとで調べたらネット配信番組なんだとか。

「探偵！ナイトスクープ」　久しぶりで見たな。爪切りが怖い少年の話が、いやに面白かったぞ。

「さまぁ～ずの世界のすげぇにツイテッタ～」　もともとの番組を知りませんでした。いまもやってるのかな？（終了してるようです）

「UNBEATABLE BANZUKE」　先回ちょっと触れた「筋肉番付」のアメリカ向け編集版。番組自体には2006年のクレジットがあったようだが、内容はアトランタオリンピックの代表選手が出てたりするんで、90年代半ばのものかな。懐かしいねえ。

「スーラジ　ザ・ライジングスター」　一時えらく話題になった、名作アニメ「巨人の星」のインド版がこれ。野球じゃなくてクリケット。たいへん興味深く見ましたが、「巨人の星」でいうと飛雄馬が甲子園で負けた直後の回だったので、いまいち盛り上がらなかったな。それにしても途中回だけ20話以上がプログラムされてたが、だからどうしろと（笑）

ざっくり視聴時間を合計して見ると、ほぼ往復の飛行時間に相当しました。つまり、飛行中はずっとモニターを見ていたってことになるかな。さすがはテレビ小僧。ちなみに、隣席の息子もずっと見ていた気がします（妻は寝ていた時間があったのを確認済み）　やつが何を見ていたかは、関知せず（笑）

　　旅行でぶらり（笑）　目次

2015／9／14追記　今日、NHKの放送を見ていたら、帰りの機中で「サラメシ」も見たことを思い出した。ごめん、忘れてた。でも内容を覚えてないぞ。放送で見た回だったような気がするが。

【本文はこれで全部です。もしもお気に召しましたらご寄進下さい（笑）】