神田ぶらり(48)選挙です!
統一地方選挙後半戦とかで、ここのところの神田の町はにぎやかであります。
カードは「千代田区議会議員選挙」
私は毎日のように、もう数十年、この町に通ってますが、区民ではない(都民ですらない)ので、定数とかはよく知りません。ですが、ずいぶん大所帯の選挙戦のようですね。
ポスターを貼る掲示板も、こんなにジャンボ。
まあ、皆さん頑張ってください。
しかし、今回に限らず、毎度東京で選挙があるたびに思うことですが、神田のオフィス街で選挙運動しても効率はひどく悪いんですよねえ。
というのは、この神田の町に昼間いる人々の大半は、ここの住人ではないからです。そう、私のように、千代田区外から通って来ている勤め人たちのほうが多数派なんですよ。それも、圧倒的に。
以前に千代田区のホームページで調べたことがあるんですが、千代田区の昼間人口は 819,247人。それに対して夜間人口は、 47,115人。約82万人に対して、わずかに4万7千人余。
ざっくり言えば、昼間の人口のうち、千代田区に住んでいる、つまり選挙権があるであろう人は、たったの 5.75%に過ぎないってことです。昼間の千代田区には、17.38人に1人しか千代田区民はいないって計算になります。残りはみんな、ヨソモノ。
つまり、選挙カーが連呼している相手のうち、17人余に1人しか投票してくれる可能性はない。しかも、夜間人口には(たぶん)選挙権のない未成年者もかなりの数含まれているはずなのに対し、昼間人口を増やしているヨソモノの人たちのほうは、ほとんどが大人ばかりのはず。ということは、この有権者含有率(笑)は、実際には、さらに低いだろうってことです。この効率の悪さ、わかるかな?
そこんとこ、候補者諸氏、スタッフのみなさんは把握してるんですかねえ。余計なお世話でしょうが、選挙運動のありかたを、少しは考えたほうがいいんじゃないでしょうか。
現在の公職選挙法が出来て半世紀以上、いろいろと実情に合わないことが出ているはずですよね。2013年4月からようやく「ネット選挙」は解禁になりましたが、選挙運動のほとんどは、相変わらずの連呼と握手とポスター。投票率の低さは選挙民の意識の低さが最大の要因ですが、いっぽうで「まったく人の興味をひけない」選挙の方法や仕組みそのものにも問題があるんじゃないでしょうかねえ。
いやべつに、仕事中に選挙カーが五月蝿いとか、そういうこと言いたいんじゃないんですよ、いやホントに(笑)
なにはともあれ、選挙です。投票は権利であると同時に、義務です。4月26日の投票日には、千代田区民であろうがなかろうが、皆さん、きちんと投票に行きましょうね。
ちなみに、私は行きません。私の町では統一地方選挙後半戦は、カードが組まれていないんです。
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