メンバーインタビュー:Yukaさん「一緒にがんばってくれる人がいるから、がんばれる」
■体を動かすこと、ダンスをすることが好き!
雨野:Yukaさんは子どものころはどのように過ごしていたのですか?
Yuka:私は療育園を卒業したあと、地域の小学校へ通っていました。NPO法人ハイテンションの放課後等デイサービススローバラードにはスロバができた2011年から通うようになりました。
雨野:スローバラードの活動で思い出に残っているのはどんなことですか。
Yuka:スロバの活動では、うたってあそぼう(音楽活動)、歌を聴くこと、お菓子作りが楽しくて思い出に残っています。
「うたってあそぼう」では、特にブウたいそうと、あなたにフラフラというオリジナル曲はダンスがあるのでおどるのが好きでした。「あっ!!!」という曲も、体で音楽の音量を表す部分があるので好きです。
雨野:子どものころから音楽に合わせて体を動かしたり踊ったりするのが好きだったんですね。
Yuka:支援学校高等部卒業後は、Jumpへ毎週月曜日に通っています。ほかの曜日は別の所へ通っています。
■「やってみたい」の思いから、ボッチャ国体出場・1位に!
雨野:施設利用のほかにもいろいろなことにチャレンジしていますよね!
Yuka:8年前からはボッチャというスポーツをはじめました。2015年の海老名運動公園で行われたパラスポーツフェスタでの体験会に参加したことがきっかけです。
お父さんに相談すると、習うところを調べてくれました。月に一回練習に通っています。練習をがんばったので、2022年には神奈川県予選を1位通過、栃木国体に出ることができました。国体では銀メダルでした。びっくりたのしい、大成功でした。
雨野:小さなころからいろいろなところへ旅行にも行っているそうですね。
Yuka:2年前にはハワイにも行きました。
雨野:私もハワイ行きたいです。うらやましい~!
■ジップラインにチャレンジ!私が「無理・できない」と思わない理由
雨野:いろいろなところに出かけて、イルカと泳いだり、パラグライダーに載ったり、アクティブに活動されていますね。最近はどんなことにチャレンジしているのですか。
Yuka:2022年の秋にはジップラインに挑戦しました。遊びに行った遊園地で見かけて、楽しそうだと思って、やってみたいとお父さんに相談しました。お父さんが電話でいろいろなところに問い合わせてくれましたが、30か所以上断られてしまいました。悲しかったです。
雨野:そうだったんですね…。
Yuka:でも、草津にできる場所が見つかりました。びっくりして、たのしい気持ちになりました。お父さんありがとう、と思いました。
雨野:実際にやってみてどうでしたか。怖かったですか?
Yuka:スタートのときはとてもドキドキしましたが、怖くはありませんでした。高かったけど、景色がよくて、楽しかったです。
雨野:Yukaさんはいつもポジティブにいろいろなことにチャレンジされていて、すごいなぁと感じます。私はできないかも、無理かもと思うことがよくあるのですが、そういう気持ちになることはないのかな?
Yuka:あまりないです。お父さんもがんばってくれるから、私もがんばれる。
■びっくりはずかしいけどできた!ダンス部がタウン誌に大きく掲載
雨野:Jumpの活動で楽しみにしていることはなんですか。
Yuka:ダンス部の活動でダンスを踊ることと、絵をかくことです。ダンス部では、なにわ男子の曲を踊ることが楽しいです。
雨野:ジャニーズ好きですもんね~!
Yuka:9月のダイジョウブゥまつりのステージではたくさんのお客さんの前でダンスしました。ドキドキしてはずかしかったけど楽しかったです。タウンニュースに掲載されたのも、びっくりはずかしかったけど、たのしかった、できた!という気持ちでした。
雨野:絵を描くことにもすごい集中力で取り組んでいますね。
Yuka:今年は、ウクライナという題名で段ボールに描いた絵を地域の作品展にも出しました。戦争が怖い、悲しいという気持ちで、この作品を描きました。お父さんと私と、ロードギャラリーの展示を見に行きました。自分の作品を見て、きれいだなと思いました。
雨野:ウクライナの作品は来場者の方からも感銘を受けた、と感想が多く寄せられていました。
これからどんなことにチャレンジしたいですか?
Yuka:絵とダンスをがんばりたいです。私もがんばっているので、他の障害や病気のあるみんなもがんばって、と思っています。
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◾️話し手
インタビュー&TEXT:雨野千晴
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