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kintoneSIGNPOST:基本機能から考える

※収録時の音声を「音声入力機能」を使って文字起こししています。多少整えていますが、「話し言葉」であることをご了承ください。

にこさんの今思っていること、略して「イマオモ」

ども、にこさんです。この番組では私自身が見聞き経験してきたことをベースにした、ちょっとした生活や仕事の工夫ハックみたいなものを話したり、これから行ってきたい!だったり、興味持ったりしていることを、とりとめもなく思うままに話していきます。

21日目。1月21日の収録です。いつも聞いていただきまして本当にありがとうございます。

今回はいつもの路線に戻り、「kintoneSIGNPOST」の「基本機能から考える」についてお話しします。
カードの中には、
「カスタマイズ開発で実現できることか?」ではなく「カスタマイズ開発でしか実現できないことか?」を確認する
・組織内で使う業務システムを、kintoneを使ってどのように構築するか検討している。
・業務システムで実現したいことのイメージが先行してしまい、カスタマイズ開発の要件が複雑になってしまう。
・まずはkintoneの基本機能やプラグインで実現できる方法がないかを検証する。
というものが書かれていました。

このメッセージをお聞きになった皆さん、いかがでしょうか?現在kintoneを使われている方々は、どれだけ標準機能で実装されているのか、はたまたJavascriptのカスタマイズのオンパレードの環境で運用されているのかを、ちょっと振り返ってみてください。
私自身、何を隠そうもともとシステムエンジニアのキャリアが長いのですが、そこまでプログラミングをやり込んだ事はありません。やった経験は少ないんですが、読むことぐらいはできますし、必要に応じて、Google先生に聞きながら書くこともやっていますw
ただ、基本的に今の世の中には、仕組みというか、「サービス」「プラットフォーム」といった類のものがあふれています。実際に自分が今目の前でやりたいことに対して、何かの仕組みを使って実現することも簡単にできるのではと思っています。人によっては0から作るスクラッチ開発を楽しんで行うものだったり、どうしても提供されている仕組みだけでは満足できないが故に、1から開発することを選択される方も多いのではないでしょうか。ただこのkintoneというプラットフォームの性質上、基本的な機能を使って業務を作る事においては、非常にスピーディーに準備することができるようになっています。私自身もkintoneと長い付き合いをしていますが、基本機能との照らし合わせと、業務の棚卸し・見える化・業務フローの書き出しを必ず行います。合わせてアプリ構成図を書き、誰がいつどこで何をするか、そこに対してどんなデータが必要かをいつも書いています。それを見て新しい仕組みとして、kintoneアプリに当てはめていきます。そのまま当てはめるケースもあるのですが、大多数はその仕組みを見直したときに、「この業務フローのここの部分、ほんとに必要ですか?もう少し違うやり方があるんじゃないか?」という見直しのチャンスになります。もともとある業務をしっかり当てはめて、今まで通りに運用していくことも大切です。ただこういった仕組みのリニューアルと言うタイミングにおいては、業務を見直すとても良いタイミングなんです。その時に、もともとのやり方だと非常に複雑な設定が必要なので、いわゆるカスタマイズが必要と言う判断になってくるかもしれませんが、一度客観的な視点から、今までの業務を棚卸ししたときに、「ここは無駄なんじゃないか」とか「ここを省くことできるんじゃないか」と言う、様々かつ新鮮な視点が入ることによって、そぎ落とされたシンプルな業務になることで、「これ全部標準機能で行けるじゃないか」ということになったりします。少し足りないところも出てくるかと思いますが、そこを自分たちの手でカスタマイズするのではなく、その機能に似たものや、限りなく自分の要望を満たしてくれるような「プラグイン」で実現できるようになります。ベンダーさんや個人でも開発されている、kintoneの+ αの機能:プラグインをうまく活用することによって、ノーコード・ローコードな状態を保ち、kintoneの基本機能に忠実な形で新しい仕組みを使うことができる・・・こちらの方が「保守性」「属人化の排除」といったところについても、非常にサスティナブルな形になっていると思いませんでしょうか?カスタマイズすることが悪ではありませんが、プログラムを書いたことがあったり、読める方がいらっしゃる場合は運用は可能ですが、四六時中そういった方がいない状況になる可能性がある場合も含めて、組織及び事業、業務のあり方が常々変化していくものに対して、いつでも柔軟に対応出来るようにするためには、日々使う仕組み自体はシンプルであった方が取り組みやすいと思います。そういうことも含めて、まずは基本機能ファーストで。kintoneの話が中心ですが、皆さんがこれから使っていく・付き合っていくツール、ソフトウェア、サービス・・・これらについては「基本機能でどんなことができるのか」「どこまでこの機能の中で自分のやりたいことができるのか」と言うことを、ぜひ一度目を向けて考えてみてください。もしかしたら基本機能だけで満足する可能性もあります。今までやってきたカスタマイズは「ここまでやらなくてもよかったね」と言うふうに言える時代が、もしかしたらくるかもしれません。ぜひ次に自身が使っている仕組みに目を向ける時には、「基本機能ってどんなものがあるのか」ということを見てみるのもいいんじゃないでしょうか。

今回は、「kintoneSIGNPOST:基本機能から考える」についてお話をさせていただきました。個人にしても団体にしても、「できる!」のひらめきに出会えるような働きかけをしていきますし、もしこの番組をお聞きになられた方が「おっ?」と思っていただけたのであれば、とても嬉しいです。
それではまたいずれどこかで。ばばーい!




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