社長の1日に同行して思ったこと

今日はある会社の変わったインターンに参加しました。
そのインターンの内容は「社長の1日に同行する」というインターン。
もちろん打ち合わせには一緒に参加するし昼飯も一緒に食べるし、下見があれば一緒に行くというものです。今の時代はスマホや本などで世の中の社長であったりビジネスで成功している人たちの情報や思考をインプットできる時代になりましたがそれでもやはりそういった人たちから五感を使って生の情報を仕入れることができるのはまたワンランク上の学びがありました。

とにもかくにも、今日は学びが多すぎて頭がパンクしそうなんですがあえてあげると以下の3つが今日の学びです。

まず上の3つとは関係ないんですがいきなり衝撃を受けたのが社長が「パソコンを持っていない」こと。1日の仕事は全部スマホで済ましてしまうそう。こういったコンパクト化、スリム化をすることも忙しい社長を支えるライフハックなのかもしれない。

さて本題に入ります。


相手の立場に立って考える。

これ本当に当たり前のことではあるんですがそれを徹底していました。
例えば話すタイミングや相手によって話し方を変えるんです。アイスブレイクでワクワクするように少し早口でそしてマシンガントークを繰り広げます。しかし大事なことはゆっくりささやくように話すんです。こうすることで相手の関心を引き寄せることもできるし何しろこれは相手の反応を見ながらじゃないと話せないことなんじゃないかなと思うんです。
また社長は自分たちにはこんなメリットがあるというところを一切見せず、常に「あななたちは私たちと手を組むことでこんないいことは起こります」とか「今の世の中はこうなっているんです」といった情報提供まで常にGiveの精神。これが相手をひきつけ仕事を持ってくる人の姿勢なのだと深く学びました。

ちなみに打ち合わせをした企業の方も本当に人のことを良く見ている方でした。2つ目の打ち合わせの時、こちら側は3人、向こう側は2人の打ち合わせで僕はもちろんインターンなので向こうの方もあまりこちらを見て話すこと自体がありませんでした。そんな僕は代表の方2人の話が面白かったので最初は前のめりに聞いていましたがだんだんと話が難しくなっていく中であろうことか途中で眠くなってしまったのです。そして一瞬mtgから目をそらしたその瞬間向こうの社長から「君、話聞いていないなら出てけ。」と一言。わけもわからず黙っていると「とりあえず正座でもしとけ」といわれてしまいました。結局正座して謝ったらすぐ許してくれたのですが。
ここで言いたいのはパワハラされた!!とかそんな話じゃありません。むしろ僕はこの方に心から感謝しています。だってその1日しかいないようなインターンがちょっとぼーっとしたことを見逃さずに本気で指摘してくれる人なんて本当にいないからです。その方は本当に話の端々から仕事に対する厳しさが打ち合わせからも伝わってきたのですがそれでもそれをやり遂げる覚悟と責任感がある方だなと強く感じました。そして一流の人は本当に相手のことをよく見て観察し相手の立場に立って考えているのだということ。たぶんこの方にはもう1つ狙いがあって、「うちといい加減に取引してもらっては困るで。」という代表に対してのメッセージだったのかなとも思います。これが去年であったなら「なんだあのくそ野郎」と毒づいていたと思うので自分も一歩くらいは成長したのかなと思ったりもします。


未来を常に予測しそれに基づいた事業展開をする

僕はビジネスアイデアを考えるのが好きだったりもするので社長にどうやって事業の案を練っているのですか?という質問を投げかけたところ
「未来を予測する」という答えが。どういうことかというと今「スマホがこれからくるよね」といっても時代遅れ。これを10年後はどんな社会になっているのかを予測して先取りすることで売れるサービスが創れるということ。
もちろん10年後の未来なんて変数が多すぎて特定できないのだけれど、例えば「今後は所有から共有の時代へ」とか「人々はブランドではなく体験を求めている」というように今の流れと照らし合わせて10年後を予測するといったことが大事になってくるのだと思います。
そして社長はサービスは1~2割くらいがいいねと言ってくれる人に向けたものを考えるのがいいのかなという風に言っていました。

個人的な反省点としては今まで僕はアイデアを考えるとき、自分1人でアイデアを詰めてよくなってきたら発信するというやり方だったんですが、本来は何も詰まっていない状態から色んな意見を聞いてブラッシュアップしていくほうがいいというのは新しい発見だったので早速実験します。

20代のうちは人脈を作れ

これもよく言う話ではあるんですが20代は起業したりっていうのもいいけど、とにかく人脈を作れとのこと。
「自分の周りには学生起業家がたくさんいたが彼らは今あまり成功していない。それは起業という立場しか経験しておらず、自分が大手企業との仕事がわかっていないからなんだよね。」この理由にとても納得しました。
そういう起業家たちは結局小さくまとまってしまうんだそう。
さらに社長は「テストって自分1人でで答えを導き出して正しい答えを書かなければいけない。でもビジネスってルールが細かく決まっていないから、自分が得意なところを生かして苦手なところは全部任せよう。と舵を切ることができるんだよ。」とも言っていました。だからビジネスって簡単なんだよね。とどこまでもスケールのでかい社長でした。

3つともよくある話。だけどこれをとことん徹底して行える人って少ないと思います。こういった積み重ねが「一流」を生みだす。そんなことを肌で感じた1日でした。今日は本当に疲れてしまってそのまま寝てしまおうかなとも思いましたがやっぱり鉄は熱いうちに打てということで何とか書き終えました。このnoteも積み重ねの一環。頑張ります。

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