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コロナが収まった先の世界を想像する

コロナコロナコロナコロナ。最近この言葉しか聞かないので自然とnoteに書くことだってコロナに関することになっちゃいますね。でもそれだけこの敵は人間社会を脅かし、実際にその構造自体を丸ごと変えてしまうほどの威力を持ったやつなんですよね。

僕の身近にも徐々にその波は確実に来ていて、もしかしてコロナかも、、というものも出てきています。そうでなくても多くの人は毎日感染者数が増えるニュースを見て不安になり、ネットフリックスを見て、どうぶつの森を買うことで不安を紛らわして日々をしのいでいます、、

でも僕はこんな今だからこそ1か月後1年後、もっといえば5年後、10年後まで少し視点を向けていくべきだとも思うのです。たしかにコロナは多数の死者が出ており、他のウイルスよりも感染力が高い。けれど、今世の中にいるほとんどの人たちはコロナが収まった世界でも普通に生きていくことになる。だからこれから生きていく世界を完璧でなくとも想像しておくことは絶対に必要だと思うのです。

1. なぜ長期で物事を見る必要があるのか

もう気づいている人も多いと思いますが、1番最初に言いたいのはこのコロナウイルスとの闘いは1か月、2か月で終わる話ではないということ。どんなに短くても半年、1年、長ければ2~3年単位での闘いになりそうだと。つまり、コロナウイルスに打ち勝つという考え方ではなく、コロナウイルスが蔓延する世の中でどう私たちは生きていくかという「withコロナ」という視点で議論する必要がありそうです。

そして多くの人が日々ニュースを見て自分や身の回りの人が感染したらと不安にもなっているのが今の現状だと思います。もちろん僕もその1人です。でもだからといって目先のことだけ考えていては、この先の未来を正しく生きていけないと思うのです。なぜならそれは「コロナウイルスはこれからの社会を劇的に変えていくから」です。コロナで皆が家にこもっている間に良い方向にも、悪い方向にも色んな方向に社会は変わっていき、コロナが去ったころには「あれ、社会がとんでもなく変わっている、もうついていけない、、」ということが起こりかねない。僕がこう思うようになったNewsPicksの動画が一部youtubeに上がっていたのでよかったらご覧ください。

コロナはただのウイルスでは社会構造を根本から変えるやつだと思ったほうが良さそうです。

2.僕は東京にいる必要があるのか?

このコロナウイルス感染が広がって、最近僕が思うこと。それは「僕たちは東京にいる必要があるのか?」結論からいうと今後、東京に住む必要性が今よりも薄れていくのでは?と考えています。もちろん東京に住む価値はこれからもたくさんありますがこのコロナ下における猛烈な変化で今までは東京でしかできなかったものが「それって東京にいなくてもできるよね?」という状態になりうると思うのです。

めちゃくちゃ突然なんですが、僕は大学2.3年のゼミでディベートをやっていました。3年生の時のディベートのテーマは「日本において都市部(東京都はじめとした首都圏)への人口集中することは望ましいか」。ちなみにディベートとは1つのお題に対して肯定・否定にわかれてそれぞれ立論と呼ばれる「論」を立て、それを論文や資料のデータを使って立証したうえで相手の「論」に反論していくものです。(知ってると思いますが一応補足。動画も載せたんですがほんとにこのくらいのスピード感で話してました笑)

ちなみにこのテーマのディベートではざっくりいうと

東京に人が集めて経済合理性を生かしていくのが良いのか
VS
地方の文化や伝統を大事にして、全体を活発にするほうが良いのか

というのを周辺の様々な事象を証明しながら反論していくというもの。

ここからが本題です。僕たちは人口集中すること、そして人が都市部に住むことのメリットを考えた時、「都市部に人を集めることで企業同士のコラボ、他業種の交流が進むことによるイノベーションの促進、教育機会の選択肢の多様化」などを挙げました。ひらたくいえば、都心にはたくさん人がいるから出会うチャンスも色んな選択肢も多くていいよね~って話。出会いを増やすという意味でも都会のほうが便利。あと単純にイベントとかも多いからも多いから娯楽にも困らない。

ちなみに皆さんが都会に住む理由ってなんですかね?やっぱり企業がたくさんあるから?なんかかっこいいから?地位や名誉のため?大学のため?まあそんなところでしょうな~僕は正確には住んでいるのは千葉なのですがやはり東京に近いことで得したことはたくさんありました。一番得だなと感じたのはやっぱり就活とかインターン。ほとんどの企業は東京なので面接を受けるにも長期インターンをするにも、場所の制約なく探すことができたのが本当にありがたいことだなと思います。あとは起業する人にとってもやはり渋谷というのは仲間もいて場所もあってお金もあって最高の場所ですよね。

ここまでをまとめると東京やその近辺に住むメリットは

・教育機会(高校、大学がたくさんある)
・就職の選択肢(企業がたくさんある)
・出会いの数(イベントも含め)
・地位名誉(なんとなく東京のほうがかっこいい)
・その他様々なチャンスの回数が多い

ってな感じです。

しかし僕は最近よく考えるのです。
「外出自粛になった今、自分はなんのために東京にいるんだっけ?」と。コロナで外出制限がかかって以来僕はほとんど外に出ておらず、インターンの仕事も家ですべてやっています。友達と話すのもzoomです。飲み会だってなんとかできちゃう。全部家で完結しています。どっちかというと、外出られないけどなんとかなっちゃっているということですかね。多くの人がこの事実を感じているかと思います。

そうなってくると、もう1回言います。「なんで東京に住んでだっけ?」「これ、鳥取砂丘のの近くでも富山の山奥でも琵琶湖のほとりでもできるよね?」※3県の方いたらすみません、、(笑)てかむしろ外出たらコロナまん延しているという意味ではむしろその3県のどこかに行きたいくらいや、、、

例えばさっきあげた「教育機会の違い」という話。たしかに今の世の中、東京のほうが有名で偏差値の高い大学はたくさんあるし、やはり大学生になったら上京したい!という憧れも強いのでしょう。でも、今コロナが広まるこの日本ではオンライン授業が急速に広まっています。オンラインであれば僕はわざわざ学校の近くである首都圏に家を構える必要ってあるんでしょうか?むしろ地元に住みながら東京の学校のオンライン授業を受けたほうが実家に住めてお金も浮くし、いいなと思う人も増えそうですよね。通信環境がそろっていれば岡山から東京の授業を受けることだってできるんですから。

※なんとなく立教の写真を載せてみる

まあもちろん遊ぶ場所は東京のほうがまだまだ多いし出会いの数が違うとかいったらそれはそうなんでしょうけども。でも、少なくとも今よりは地元に残る人も増えるんじゃないですかね。東京はたしかに楽しいけど、人いすぎて疲れますからね。笑地方に住みながら東京の学校に行くということも夢でなくなってきているのかもしれません。

3.地方の魅力が高まる

「都市」というのは人間が2000年かけて作ってきた文明の形だが、コロナによってその文明が否定されている。今の世界では都市にいること自体がリスクになっている。

これは先ほど紹介したNews Picksの動画の中で議論されていたものです。

これはどういうことか。人間は様々なものを生み出し、暮らしを豊かにするために都市という概念を生み出し、人を特定の場所に集中させた。そして実際それはある程度成功し、今でいうと多くの企業が東京に集積し、日本経済を押し上げてきた。つまり都市部に集まるということ自体がメリットになりそこから人類の発展につながった。しかし今コロナの社会においてはそれがむしろ「都市」という機能がマイナスに作用している。というよりもはや機能しなくなっている。コロナ関連でいうと、実際人口密度の低い鳥取だったり徳島だったりはつい最近まで感染者0でしたからね。岩手はいまだに0なのだそう。そういう意味でも人が1カ所に集まって発展していく都市という仕組み自体を否定したのがこの「コロナウイルス」だということもできます。
※あくまで持論です、、

※この表を見ても人口が少ない県が圧倒的に感染者が少ない。一方でいわゆる都市部では爆発的に増えているのがわかります。

さっきから言っていますがなぜ今東京にいる必要があるのか。そしてコロナを通して「Zoomで飲み会もシゴトもなんとかなる」とわかってしまった今、家賃も物価も高くて空気が悪くておいしい魚も捕れない東京にいる必要性ってなんなんでしょう?

というよりできることなら湖のほとりにある家みたいなところに今こそ住みたい(笑)そしたらリモートだってたまに散歩してリフレッシュできるし最高だ!!こういう観点で都会に住んでいる人が地方の魅力に再び気づき始めるかもしれないなぁと思うんですよね。例えば都会の個人店なんかは高い家賃を払う上に今営業自粛を余儀なくされて経営にも苦しんでいる。こんなことになるくらいならいっそ地方で静かに東京から地方に店を移してみるかなんてことも起こるかもしれないですね。

4.まずは自分で考えてみることが大事

他にも色々書きたいなと思っていたことがあったのですがもう4000字くらい行きそうなのでこの辺で終わりにします。ここまで地方に人が流れるんじゃないかみたいな予測を勝手に書きましたがこれが本当にそうなるかなんて全くわかりませんし、全くの見当違いに終わる可能性もおおいにあります。でも確実にいえるのはこのコロナの波は確実に社会を大きく変えるということ。だからその変化を自分でニュースを見たり人と話していく中で自分なりに予測していく必要があるんじゃないかなということです。そしてコロナを乗り越えたことができた先に得をする人はそうやって今から予測を立てて動き出している人だと思うのです

5.最後に、この危機の中を最前線で闘ってくれている人たちに感謝

最後に僕がこうやってのんきにnoteに文章を綴っている間にも自宅待機などすることもできず最前線で闘ってくれている議員さんや政府関係者のみなさん、医療関係者のみなさん、その他にもたくさんの方ががんばってくれていると思います、本当にその方々がいなければ今頃日本はもっとパニックだし、ましてや頑張っていても批判の的にされている人を見ると心が痛くなります。もちろん異論があるのはわかるけど、その前にまずは最前線で闘ってくれていることに感謝できる人間ではありたいなと思う今日この頃です。

まあ国会議員の給料はこの状況で上がるんかい!っていうニュースと安倍さんが星野源使った動画公開したのはさすがにキレましたけどね。笑

まあでも感謝の気持ちは持ちつつ日々を過ごしていきましょう。今日はこのへんで。






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