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プロスポーツ選手の身体能力(2) 意外と身近な超人現象(笑)

その1では、競輪トップ選手の感覚について一つのエピソードをお話しさせていただきました。今回は、動く速さについて、いくつかのエピソードをお話したいと思います。

競輪選手の速度感

競輪選手は、最高速度70km/hを超えるとも言われる速度感の中で瞬時に動く身体能力と判断力を必要とするとても繊細な感覚が必要な世界で生きています。レース展開はメンバーや競輪場によって全く異なった様相を見せてきます。

常に変化のある中で戦う選手たちは、命がけで1着(賞金)を狙いに行くのですから、感覚も研ぎ澄まされますよね。一般社会でいうと、賞金=お給料です。凄まじく完全能力給です。自分の能力がきちんと評価される職業とも言えます。ある意味まっとうです。しかし、自分の能力が公衆の面前で評価されるというのは…メンタル要りますね!

・完全能力給!

この別府競輪の男たちのCMとても面白いんです…再生リストで是非どうぞ!

新バージョンの噂もあります(*'ω'*)チョー楽しみです♡

ちなみに、競輪選手という職業は、営業形態でいうと「自営業」になります。選手一人一人が事業主です。色々な視点で見ると面白いですね。夕刊フジのコラムでは色々な視点からのネタを放り込んでいます。不定期更新ですがどうぞよろしくお願いいたします!☟帯コラムではないのでまとまったアドレスがありません(;^ω^)

驚きのエピソード

…さて、そんな競輪界をエラソーに語れる事務局ではありません(恐縮)…が、一般社会を渡り歩いてきた事務局が見たお話しをさせていただきます。自分が驚いたエピソードの一つに動作速度の尋常でない速さがあります。

・準備動作がない?速すぎて説明できない行動

エピソードとしては、お笑い的になってしまいます。冗談みたいですが、本当の話です。お付き合いいただければ幸いです(笑)。

あるとき、とあるスポーツ関連施設内に居りました。一仕事を終え、廊下を歩いていると、数メートル先の給湯室で流しに向かってカップを片付けている菊池仁志がおりました。事務局は、「あ、菊池仁志が居る」と、気づきました。その次の瞬間(歩数にして3歩、距離にすると約1.5m、秒数にして約1秒)、目の前にメモ用紙を持った菊池仁志が立っておりました。

・一般的な行動手順ではない…(笑)

ここで、この事例をもとに、距離のある先に用事のある人を見つけた場合の一般的な行動手順について考えてみたいと思います。
1.事務局:菊池仁志に気づく
2.菊池仁志:事務局に気づく
3.事務局-菊池仁志 :目が合う/目を合わせる
4.事務局-菊池仁志 :表情を作る・声を発するなどコンタクトを取る
5.菊池仁志 :コップを片付けていた手を拭く
6.菊池仁志:ポケットからメモを取り出しながら移動
7.事務局:立ち止まる
8.事務局-菊池仁志 :メモの受け渡しを行う

通常、人が相手の存在に気づき(1-2)、お互いの存在を確認した後(3)、実際に面と向かって話を始めるまでに、発声やジェスチャーで意思の疎通を図る(4)と思います。そして、そこに移動するまでに必要な準備(5・6)も必要です。歩く距離もあります(6-7)。それが、事務局が「あ!」と思った次の瞬間には、なぜか目の前に菊池仁志がメモ用紙を持って立っておりました。1.の次が8.だったのです!事務局の顔も見ていないのに出てきたというわけです。

ええええええええええええ!(どうやって動いた?!?)

…ですが、伝わりますでしょうか。。。こんな感じです。しょっちゅう起こる現象ではありませんが、例えば、駐車場で車のドアが閉まった音がしたな、と思った次の瞬間にピンポンとインターホンが鳴ることがあります。駐車場からドアまでは遠くはない距離があり直角コーナーもあるのですが、そこを走ったとも思えない時間間隔でのピンポンに驚くことしばしば…Σ(・ω・ノ)ノ!

競輪選手の特性から言うと(そうでない方すみません)、スプリンター(短距離)タイプの上、ゴール前(必要に迫られているとき)に集中して全力を出し尽くすタイプです。自転車競技はゴール前のその瞬間までにいかに脚をためておくか、という競技です。なので、必要だ!という瞬間がなければ、出ません(というより出しません!)。一般社会、通常生活において、そういうシーンはそれほどありませんよね?!かといって競輪選手に、見せて!と言われたくらいでやれるか!(# ゚Д゚)という感じだと思います…(;^ω^)

もう一つの実話(笑)

実はもう一つあります。別の元競輪選手でG1タイトルを持つグランプリ・レーサー。レジェンドです。その時はどちらも車に乗車していました。信号待ちでちょっと渋滞していました。そんな状況から信号が変わった瞬間、いなくなりました。まったく、危なげなく…です。そこに居ることを見られたくなかったのかもしれません(笑)。とにかく、どうやって消えたか、事務局の動体視力では説明できる情報を収集できませんでした。

…このように・・・競輪選手の能力の高さをお伝えしたいのですが、エピソードが笑える感じで大変恐縮です。話も短すぎて、感じていただけるかどうか、心配ですが、時折、そうした超人的な速さを目の当たりにすることがあります。

今日のおまけ

ピラミッドの頂点に立つ人は、特殊な能力があるのかもしれません。いや、環境がそれを育てる、そうでないと生きていけない世界なのかもしれません。こちらが思う以上に研ぎ澄まされた感覚が必要な世界なのでしょう…。上のエピソードに似た速さを他業界の方で目の当たりにしたことがあります。だいぶ昔(10年以上~or more)の話です。都内のある駅近 東急ストアの裏手に居ました。道路は車線のない1.5車程の道幅です。踏切と路地が交差しています。東急ストアがありそうな場所でイメージしてくださいね。そのころの飲み仲間の間で、当時、絶大な人気を誇っていた某グループのメンバーの一人がよくその辺りによく来るという噂が出回っていました。へ~!! なんて思っていただけでしたが、なんと、昼間に、その路地の向こうにその人を見かけたのです!目と鼻の先!

こちらが「あ!」と、気づきました。時の大スターがすぐそこに居るとは最上級の驚きの表情をしたと思います。その時一台の車が通りすぎ、一瞬その人が見えなくなりました。車が通りすぎると、どこにも見当たりません…。そう広くない裏路地で直線的な道が交差し、線路もあって見通しはよく、隠れるような場所はありません。こちらに気づいた様子は見せませんでしたが、気づかれたことを察したんだと思いました。こちらには少しも目をむけていなかったのに!…。ちなみに、スポーツ選手ではありません。。こういうのは、なんなんでしょうか…。

トップクラスの人って、やっぱすげー…(業界問わず…。

忍者の忍術に思いを馳せる

でも、こういった素早さを見ていると、昔、忍者というのは本当にすごい技(身体能力・忍術)を持っていたのではないかと思います。忍者ハットリくんの歌「目にもとまらぬ早業で~♪」を、聞いても、まあ、漫画だから、とか、そんなことあるか、とか、コントでは忍法は冗談のように描かれますが、藩の命運をかけた密命を自身の生命をかけてうけていたわけですから、どんな能力が発揮されていたのか…。今となっては本当のとこを知ることはできません…。

以上、今回は、意外と身近な超人現象でした。(笑)