RICOH THETA SC2をロードバイクに車載して動画を作成してみた
先日YoutubeにYONEX CARBONEX HR DISCの試乗レポートをUPしました。昨年YONEX CARBONEX DISCのレビュー動画をUPしてから試乗動画は2作目です(;^ω^)。
THETA SC2を選んだ理由
今回は、車載で動画を撮りたいなぁと思い、車載用のカメラを導入しようということになりました。一般的なアクションカメラだと、一定方向しか取れないこともあり、かといって何台も導入しても、機材だらけになるし…と、後々の懸念もあり💦 以前より気になっていた360度撮影できるRICOH THETA SC2を選んでみました!価格的にもお手頃です。純正アクセサリーに水中ハウジングケースがあるので水中撮影は想定されているようですが、その他のスポーツシーンで使用された動画作品例が公式サイトに見当たらないことや、純正品や推奨品として自転車のマウントもなかったため、メーカーとしてはアクションカメラ的な使用を想定して商品企画されてないのかなという感じです。なので、製品仕様・規格(スペック)として保証してないということかと。そういった要素を含むと価格がうんと高くなるでしょうし💦 その辺承知のうえでの車載です!気になる方のみこの記事はご参考までに(*´ω`*)
☟THETA☟
ハンドルバーマウントに悩む
THETA SC2は発注したものの、ロードバイクに車載するためのマウントに悩みました。いろいろネットで見てみたのですが、どうもピンとこず…。最終的に菊地仁志の一声でSONYのハンドルバーマウント VCT-HM2になりました(^ω^) シンプルなのが一番いいだろうという意見です。
価格もお手頃ですし、実際、よかったです。これでハンドルにマウントして重信川サイクリングロード(愛媛県東温市)と、しまなみ・大三島(愛媛県今治市)の舗装路を走りました。
THETA SC2がハンドルバーについていますが、THETA本体はビデオにほとんど映り込みません。マウントが存在示す程度です。下の画像は動画のキャプチャです。ベルのとなりがマウント(VCT-HM2)です。THETA本体が薄っぺらく入ってますね(*´ω`*)
車載の映像、編集について
今回YoutubeにUPした動画の乗車中の映像※はTHETA SC2のものです。THETAの画像はとてもきれい!360度で撮影されたビデオデータは、THETA+というアプリを使って、好きなアングルにクロップ編集します。このクロップ編集がとても便利でした。見せたいところを強調(アングル調整+ズーム)したり、見せたくないもの(通行人や対向車等)を画面に入れないようにしたりできます。
(※音声については次項に補足あり)
THETA+でクロップ編集して書き出した動画を、ビデオ編集アプリでつなぐ、といった作業をしました。THETA+はパソコン用のアプリがないので、スマホかタブレットでの操作になります(;^ω^)
編集で困ったこと…音について
しかし、製品自体がアクションカム的な使用を想定してないので、車載すると向かい風の時の風切り音がすごいです。でも、向かい風でなければ車載でも声をいい感じに拾っています。THETA SC2のマイクはモノラルです。マイク端子はありません。今回、THETA+で書き出した動画を編集するにあたって、2つのビデオ編集アプリ(iMovie/Adobe Rush)を使用しました。このアプリ間でデータをやり取りしたことや、何度もやり直したことや、それぞれのアプリの音声データの自動調整等々が複雑に絡んで、あわわわとなっている間に時間もなくなり💦ちょっと風切り音ばかり気になる仕上がりでUPしてしまって大変恐縮💦
ちなみに、THETA純正アクセサリーでハードケースというのがあるので一応購入してみました。クリアケースになっておりますが、360度画像には少し影響が出そうです。また、車載でこれをつけるときっと音がさらに拾われないのと、重さと空気抵抗が増えるので、先述のハンドルバーマウントでの車載は少しあぶなっかしいかな(;^ω^)と思います。
そんなこんなですが(;^ω^)
今回YoutubeにUPした動画は音がなくても内容が分かるようにテロップ入れてますので、音が気になる方は音を消してご覧ください(;^ω^)(なんてこった…すみません。。。)
編集で困ったこと…データ転送
THETA SC2で撮影したデータは、アプリを利用すれば、WiFiでスマホやタブレットにTHETA本体から直接転送できます。静止画や短い動画はデータ転送できるのですが、長い動画になると、容量が大きくなるため転送されません…。というかできません…。なので、THETAをパソコンにUSBでつないでデータを取り出しました。パソコンで操作するには、パソコン用のアプリケーションをダウンロードします。
しかし、パソコン用のTHETA+がないので、またまた取り出したデータをタブレット(iPad)に転送しなければなりません。ちなみにTHETAの動画は4Kですが、そこまでのビデオデータを扱える機器(PC・タブレット等)を揃えてないので、パソコン用THETAアプリでFullHDに縮小してタブレット(iPad)に転送しました。また、パソコンからiPadへのデータ転送にはOneDriveを経由しました。こういうのが地味に手間でした(;^ω^)。
動画変換時に便利な機能!
ところで!この記事の最初に掲載した写真を見て、お気づきになられたでしょうか?THETA本体を真っすぐ取り付けていません。これでは動画が斜めになったりしないのか?!そう思われた方素晴らしい!
THETAで撮影した動画をアプリで変換(転送)する際、「天頂補正」という機能があります。これをオンにすると、撮影時にTHETA本体がまっすぐでなくても、天頂を補正してくれるのです!いろいろと便利なTHETAです。
THETAの使い方いろいろ
短期間で撮影機材を準備、テスト期間なく制作に入ったため、THETAがどういった使い方ができるか・・・というのも手探り状態でした。THETAの公式サイトなどで紹介されている使い方を試してみました。絵として面白いなと思ったのが、このドローン風動画。これも、THETAで録ってます。画像は動画のキャプチャです。
RICOH 純正の自撮り棒が撮影日の日程までに入手できなかったため、公式オンラインストアでも販売されているTHIRD PARTY製の自撮り棒(JOBY テレポッドスポーツ JB01657-BWW)を使用してドローン風に挑戦してみました。
あと、THETA+アプリを使うと、THETAで撮影された静止画を色々なアングルからみせる動画を作成できます。
と、いうことで、THETA SC2の車載、気になる方は、ご参考まで。
実際にご利用になられる場合は、メーカーの仕様・保証内容をご確認の上、ご自身の責任においてご使用いただきますよう、何卒。