牧野伊三夫さんとリベルテレーベルロゴ

もうご存知の方も多いかもしれませんが、画家の牧野伊三夫さん(以下、牧野さん)と出会いもう10年になろうとしている。ぼくはもともと、この映画館を始める前から北九州市のフリーマガジン『雲のうえ』の編集が好きで、映画館運営の参考にしたいと考えていたので、まさかその牧野さんがこの映画館に来てくれていることに、驚いた。その出会いの時の話はいろいろおもしろいけれど、今日はその話ではないのでまた別の機会に。

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リベルテレーベルは3年前に青木隼人『日田』を発売時に発足し、その時にも牧野さんがレーベルロゴを描いてくれたけれど、今回レーベルとしてサブスクにて世界中に配信したい旨を伝えると、では世界基準にしようではないか!と、改めてロゴ制作に着手。(サブスクのこともまたご紹介いたします)

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牧野さんは画家で、ぼくは映画館主。だけど無類の音楽好きでもあるので、イギリスのインディペンデントレーベル:チェリーレッドやサラレーベルみたいな感じがいいですねという、この”感じ”を共有できたことで、一瞬で進んだ。この共感の気持ち良さはなんとも言えず、至福。

フォントも手描きで描いてくれ、牧野さんは”『ニュー・シネマ・パラダイス』みたいになったね”って言ってたけれど、ぼくはそれよりいい!と即決。しかもHITA JAPAN と描いてる!と嬉しかった。そう。イメージの共有が大切なのだ。

去年コロナになり、友人の絵本作家の谷口智則さんとミロコマチコさんと支援グッズも作った時もそうだったけれど、ぼくらはここをこうして、などと細かく設定して進めるのではなく、まずは全体のイメージを共有することが大切で、その共有したイメージがお互いに”いいなぁ!”ってなることの方を大切にしている。それから先は、自由に画家の領域を発揮していただいた方が、ぼくも嬉しい。そんな関係性で生まれてゆく。

すでに信頼し合う関係だからこそできることではあるけれど、リベルテのアーティストは全てそういう関係性で成り立っているので、映画館の名前の通り、自由に創作できるフィールドを大切にし、何かが生まれるのだ。トラブルもない。生みの苦しみは当然ながらあるけれど、やっぱり生まれた時の喜びは全てをきれいに洗い流してくれる。

もし、リベルテにお越しいただいた時にはリベルテレーベルTシャツもご覧ください。すでにたくさん売れて、嬉しいです!ありがとうございます。

そして、もうすぐビーチバッグも完成します!ので、そちらも楽しみにしていてください。そして、牧野さんのお仕事も多岐にわたり、絵も文章も素敵なのでぜひいろいろ検索してみてください。そもそも牧野さん自体が圧倒的に素敵な方なので、このご時世にもこんなに素敵な人がいるということを、知ってもらえると嬉しいです。

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