松尾研究所によるChatGPT/LLM勉強会
こんにちは、ハイタレント株式会社 広報担当です!
4月6日(木)と4月20日(木)に、
会員さん向けにChatGPT/LLM勉強会を開催しました。
昨今話題のChatGPT。
2022年11月に無料で公開され、2023年4月には「ChatGPT」を開発したアメリカのベンチャー企業「オープンAI」のサム・アルトマンCEOが、首相官邸で岸田総理大臣と面会したことで話題になりました。
また、自民党のデジタル社会推進本部は、近年さらなる進化を遂げているAI技術に応じた政策立案、政府のAI戦略に対する自民党の司令塔機能・チェック機能の強化などを目的に、「AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」を新たに設置しました。
第2回会議が2023年2月17日に開催され、東京大学の松尾豊教授が提出した「ChatGPT」に関する資料「AIの進化と日本の戦略」がわかりやすいと世間を賑わせたのは記憶に新しいかと思います。
東京大学の松尾豊教授が率いる株式会社松尾研究所とは?
株式会社松尾研究所は国立大学法人 東京大学 工学系研究科 松尾研究室に伴走し、大学を中心としたイノベーションを生み出す「エコシステム」を作り、大きく発展させることを目的に設立された研究所です。松尾研究室の「研究」の成果・技術の「開発・実装」を行い、広く社会に普及を目指し、日本の産業競争力の向上に貢献しています。
今回は、ChatGPT/LLMを始めとした深層学習領域の応用研究と社会実装に取り組んでいる、株式会社松尾研究所の経営企画、上田 雄登氏をお招きして勉強会を開催しました。
講師:上田 雄登氏プロフィール
ChatGPT/LLM勉強会トピック
今回の勉強会では、以下を目的としてハイタレント会員様に向けてChatGPT/LLM勉強会をアレンジしてもらいました。
目的
勉強会内容は、公開できる情報が限られますが、
■ChatGPTが爆発的に流行った理由
・対話形式が万能だった(技術の蓄積)
・コンプライアンス遵守(炎上リスク回避)
■LLMのカスタマイズ方法(ファインチューニングとプロンプトデザイン)
■ファインチューニングとプロンプトエンジニアリング
■プロンプトエンジニアリングとは?
■限界がありそうなこと(実行環境・長期記憶・学習データ・処理速度)と対応方針
■今起きていること
・既存R&Dプレイヤーの技術的優位性の低下
・対話形式で行われる知的労働の費用暴落
・(一部の)知的労働がスケーラブル化
■Q&A(抜粋)
Q. 人間がやることとは?コンサルタントの付加価値とは?
Q. インプットデータの制約はある?モラリティに関して
Q. APIからLLMを利用すると提供元のアップデートによって挙動が変化すると思うが対応策を教えてください
など、説明&解説いただきました!
また、タレント会員さんを交えて以下のテーマでディスカッションしました。
・ChatGPTに対する大企業の反応、熱量は?
・AIを信用していないクライアントにどう説得すればいい?
最後に
「ChatGPTは、上手く使えていないと「すごくない」と思われることがありますが、それはプロンプトを適切に設定できていないことが多く、ChatGPTを効果的に活用するためには、プロンプトエンジニアリングのスキルが必須である。
LLMビジネスの黎明期である今が学び時であり、当然ビジネス環境では大きな変化を余儀なくされる。インターネットが情報伝達を民主化したように、LLMは知的処理を民主化する」と、上田氏は述べた。
この勉強会に参加してくださった会員さまが「ChatGPTを使える」レベルから卒業し、プロンプトエンジニアリングやライブラリを用いた発展的な使用ができるようになっていると幸いです。
上田様、ありがとうございました!
弊社は、ChatGPT/LLM案件で稼働したい会員さま、活用したい企業さまを募集しております。
また、データサイエンティストやエンジニアと共同でのプロジェクト提案・実施予定です。
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