古代水獣 ダヅラ(守谷市)
古代水獣 ダヅラ
身長:50メートル
体重:2万トン
生息地:守谷城址公園内・守谷沼
必殺技:水分身、生首飛ばし(首をはねられたと見せかけてのフェイント攻撃)
弱点:酒に目がない
つくばエクスプレスや関東鉄道、常磐自動車道を有し、都心へのアクセスもよく、また多くの自然に囲まれ県内有数の住みよい街として知られる守谷市。その守谷市の鎮守神である守谷八坂神社に奉られているのは、ヤマタノオロチ退治で有名な素戔嗚尊である。しかし、退治され肉体を失いながらも、ヤマタノオロチの怨念は健在であり、復讐のためスサノオを常陸国まで追ってきていた。スサノオはヤマタノオロチの八つの魂のうち七つを守谷の七カ所に封じ、人々に「守谷の七不思議」として語り継がせる事で封印を守ってきたが、最後の一つを取り逃がしてしまう。封印を免れたオロチの魂は守谷城址の守谷沼に潜み、復讐の機会を窺っていた。時は流れ現代、オロチの魂は守谷城址内の「獺弁天」に眠っていた、人間に住処を奪われ滅びたカワウソたちの怨念を取り込み実体化、自分たちの住処を奪っておきながら、住みよい街を謳うとは何事かとばかりに、巨大な怪獣となって破壊の限りを尽くす。守谷の人々の必死の祈りに応え、スサノオは千数百年ぶりに復活、オロチと対峙する。首の数こそ減ったものの、怨念のパワーは遥かに増しており、さすがのスサノオも分が悪いかと思われたが、突如オロチは戦いを中断し、有名企業のビール工場に向かいビールをがぶ飲みし始めてしまう。やはり酒好きは治っていなかったのだ。すっかりいい気分になったオロチはスサノオとも意気投合し、こうして千数百年の戦いは神話的和解という結末を迎えたのであった。
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