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220907 【完結】青春18きっぷで1500km大移動⑩(名古屋→東京)

 さて、予想通りと言うべきか何というべきか、記事の執筆が滞っています。まあ元々ぼくが毎日記事を書き続けるということはあり得ないのであって、今までに何度も書くのを諦めてきました。この記事だってタイトルは「220907」となっていますが執筆している今は9月22日、アップロードされるのはおそらく10月になってからでしょう。こうなってくるともはや前回記事でどこまで話が進んだのかすら怪しくなってきますが、どうも旅行記は名古屋で止まっているようです。ということは今日の旅行記は名古屋から東京まで移動した話を書けばいいということになります。となればおそらく今日中にこのシリーズは収束するはずですが、この先どんな落とし穴があるか分かったものではありません。東海道本線なんて電車に乗ってボケっとしていれば勝手に進んでいくもので、「富士山きれいだなあ」くらいで見るものも特にないし、仮にあってもロングシートなので見づらくて仕方がないものです。
 なお、先週末は🗼♨の学園祭に久しぶりに参戦してきました。実行委員にも落研にもいろいろ言いたいことがありますが、まあいいことにしておきます。しかし、実行委員ともあろうものが床に落ちているゴミを拾おうとしないのはいかがなものでしょうか。2年断絶している間に色々と失われたものがあるようです。
 ぼくが学園祭に参戦した目的は落研の様子見ですが、しっかり労働することになりました。午前中は備品の修理に、午後は呼び込みに奔走していたので現役の頃と同様に他団体の展示を楽しむことなどもちろんできずに帰ることになりましたが、とても楽しかったです。法被を着て番組表を持った瞬間にかつての感覚が戻ってきて、現役の頃と同じように呼び込みしていました。OB総出で呼び込みしているのに楽屋では現役部員が昼寝しているという相変わらずの光景でしたが、まあ落研とはそういうものです。

講堂の色が変わっていた。

おはようございます(定期)

 さて、前段で「どんな落とし穴があるかわからない」と述べたのはもちろんこのような脱線のことを指しているのであって、道草を食っていると旅行記が収束しなくなりそうです。最悪なのはちょっとだけ残ってしまうこと。例えば「熱海→東京だけ残りました」みたいなのは最悪なのであって、なんとしてでも今日中に旅行記を終わらせます。この後には北海道旅行記も控えているので、さっさと終わらせてしまいましょう。
 その割に「急ごう」という気持ちが感じられないタイトルになっていますが、この日は朝から事件が起こりました。ぼくにしては珍しく寝坊したのです。この日は9時46分の東海道線に乗ればそのあとの予定に間に合うというところまでは把握していたのですが、なんとぼくは9時に目覚めました。普段だったら寝坊ではありません。朝食を電車の中で食べますから全く問題なく電車に乗ることができます。しかし、この日のホテルは無料朝食付きというか朝食代が自動的に宿泊代金に含まれてしまっているのでどうしても朝食を食べる必要がありました。そもそも昨日の朝食を放棄していますから、今日くらいは食べておかないと投下した資金が回収できないというものです。そこで「15分以内に朝食を平らげる」という目標のもと、猛スピードで朝食を食べ、歯を磨きながら荷造りをし、無事に9時半くらいにチェックアウトすることに成功。周りの人々は優雅に朝食を楽しみながら(まあ楽しむほどの朝食でもないのですが)今日のプランを話し合っていましたが、一人だけ猛スピードで朝食を食べてきました。

親の顔より見た313系(嘘)。

 そのあとは名古屋駅まで走り、東海道本線のホームへ到着。ここで電車に乗れることが確定したのでホームでお土産の赤福を購入。名古屋はご飯がおいしい一方で大したお土産がないので、赤福をお土産ということにしておきます。12個入りなので道中で食べるには多すぎるので、家まで持って帰ることにしました。8個入りを買ってしまうと東京に帰り着くまでに食べきってしまうので、一人で食べるのに罪悪感がある量ということで12個入りです。
 ホームで待っていると電車が来たのでそれに乗り込み、東京への移動を開始します。最初に来た電車は確か豊橋行きでした。豊橋で乗り換えて浜松、さらに乗り換えて静岡へ向かいます。静香まではクロスシートの313系で運行されていました。東海道本線といえば地獄のロングシート区間が有名ですが、意外とその区間は長くありません。今回も、静岡~熱海以外の名古屋方、東京方はロングシートを回避できました。
 なお、現在では静岡でもロングシート地獄を回避できるようになっているようです。熱海~浜松あたりまで直通で運転されていている電車に乗ると中央本線から転属してきたクロスシートの車両が来る可能性が高いと聞きました。あくまで可能性の問題ですが、電車を選べばロングシートを回避するこ都ができるようになったというのは画期的なことです。鉄オタでロングシートに乗りたくてウズウズしているという人はいませんから、JR東海に感謝すべきでしょう。

コイツは人民の敵である。

 というか、JR各社の中で一番顧客のことを考えながらまともな経営をしているのはJR東海であると思います。「JR倒壊」と揶揄されることもありますが、個人的にはとても好きな鉄道会社です。やっぱり東海道新幹線がもたらす圧倒的な売り上げを持っているのは強いですね。ほかのJR各社が鉄道会社のくせにきっぷを売る窓口をどんどん閉めて利用者をいじめている中で高山本線に新型特急を導入し、需要が回復した区間には積極的な増便を行うこの会社の姿勢は他の会社にも見習ってほしいものです。
 静岡からは211系のロングシートに耐えます。富士山もどこかにあったはずですが、あまりよく見ていません。「どこかにあったはず」というサイズ感のものではない気もしますが、どこにあるかよくわかりませんでした。富士山は家からでも見える(ことがある)のでまあいいことにします。旅を楽しむには寛容な心を持つのが大事なのであって、「あれも見なきゃ」「これも見なきゃ」みたいなことをやっていると旅行が一気につまらなくなるものです。この前行ってきた函館でもガイドブック片手に朝市を徘徊しぼったくられている模範的観光客の皆様の観察を楽しんできましたが、大体の場合において模範的観光客というのは損するものです。おいしい海鮮は北海道ではなく東京で食べるもの。函館朝市は「最悪」と言っても過言ではありません。アレは眺めて腹を満たすものです。
 さて、また話が脱線していますが電車は無事に熱海駅に到着し、ここからはJR東日本管内に入ります。なお、富士山は見逃したものの浜名湖は無事に発見できました。さすがに真横というか上を線路で跨いでいるので見逃しようがありません。ここから先も見るものは別にありませんが、熱海~小田原の車窓は好きなので眺めていました。JR東日本区間の東海道線は車両の一部にボックスシートが装備されているので、そこを狙って乗車します。確か前後2両ずつだったと思います。ボックスシートとは言ってもJRの硬いシートですが、ロングシートと比べればマシです。最後にグリーン車に乗ろうかとも思いましたが、平日だったのでグリーン料金に1000円取られるためやめておきました。休日なら乗っていたと思います。JR東日本は「グリーン車なのに自由席」という極めて不思議なグリーン車を運行していますが、ぼくは結構好きですよ。東海道本線だと小田原、東北本線方面だと大宮より遠くに行くときは大体グリーン車に乗っています。
 今日の最終目的地は自宅ですが、その前に寄るべきところがありました。羽田空港第一ターミナルの5F、LUXURY FLIGHTです。このnoteでも何度か述べていますが、ぼくはここのフライトシミュレーターで月に二度くらいいろいろなところを飛び回っています。目が悪すぎてパイロットにはなれませんが、パイロット気分が楽しめるので好きな場所です。そのせいか、車を運転するときに「はいライトターン」「ライトサイドクリアー」などと言いながら曲がるようになってしまいました。はたから見たら明らかに怪しい人ですが、周りの飛行機好きに聞くとみんな大体同じような感じです。鉄オタが車に乗ると信号機を指さしながら「第三閉塞、進行」とか言っているのと同じようなものでしょう。そもそも道路に立っている信号はどう見ても閉塞信号機ではないので指差喚呼がおかしいのですが、あまり目くじらをたてるのはやめておきます。なお、閉塞信号機というのは信号と信号の間に列車を一つしか入れないことにより事故を防止するという仕組みの信号機なので、信号から信号の間に複数の自動車が走っている道路の信号は閉塞信号機ではないというわけです。
 羽田空港に行くため、この日のぼくは川崎で東海道線を降り、京浜東北線で蒲田へ向かいました。川崎で京急に乗り換えた方が楽ですが、18きっぷを持っていることを考えるとできるだけJRに乗りたいのです。こういう妙なところがケチなのですが、今回は蒲田から京急蒲田へ歩き、京急蒲田から京急に乗って羽田空港へ向かいました。フライトシミュレーターが終わったらまた京急蒲田から蒲田まで歩き、川崎から南武線に乗って武蔵小杉まで帰還し、今回の旅は完結です。「家に帰るまでが旅行です♨」とか難しい顔をしている人もいますが、まあ駅までたどり着けばほぼ家までたどり着いたようなものでしょう。ここまでの移動距離、およそ1600km。無事に旅行は完結しました。

久しぶりに見たハワイアン航空のA330。

18きっぷの旅

 さて、今回は1枚の青春18きっぷをフルに使い切って旅行してきました。そのほとんどを計画せずに出かけてきましたが、やはりこのような旅はいいものです。途中、北陸本線の運休および盛大な遅延により計画変更を余儀なくされましたが、そのおかげで赤福氷を食べられたと思えば運休くらいなら大した問題ではありません。高山本線に乗っていたら赤福を食べることは物理的に不可能でしたから、結果オーライです。そもそも赤福が午後8時に閉まるというのが早すぎるのですが、せめて9時くらいまでやっていてほしいものですね。
 今度は2月の入試が終わった後で北海道を鉄道で旅してきたいと思います。留萌から稚内までバスで行くとか楽しそうですね。時間通りに着く気がしませんが。冬の別寒辺牛湿原に行ってみるのも面白そうです。厚岸のあたりは車で行ってきましたが、相変わらずシカだらけでした。札幌から留萌→稚内→旭川→網走→釧路→根室→帯広→札幌、みたいな移動はなかなか楽しそうですね。
 さて、次は北海道一周旅行記を執筆していきます。帰ってきたのが10日前くらいですから、まだまだ記憶は鮮明です。その記憶がなくならないように、早めの執筆に取り組んでいきたいと思います。「ここで宣言したらやるだろう」みたいな無責任な願望も入っているわけですが、おそらく旅行記の進行は牛歩のごとき様相を呈するのはほぼ間違いなさそうです。

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