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わが社でも新規事業開発をはじめたい

会社の将来を見据え、既存事業に頼れなくなる前に次の世代の事業の柱を今から作っていきたい。
経営者であれば、そう考える時がしばしば訪れるでしょう。

しかし、そう想い付いたからと言ってすぐに行動を始める経営者は意外に少ないのが現実ではないでしょうか?
目の前に新しい技術やサービス、何か小さくても具体的なモノコトがあればそれをきっかけに具体的な構想も湧くでしょうが、来期からの中長期計画を立てている時に気付いたような場合は、まだ具体性がなく、チャンスがあればやりたいと、ついつい先送りしてしまわれることが多いのです。

私はこれまで数多くの新規事業開発支援をお手伝いしてきましたが、この現状が多くの経営者の本音だと思います。

そして、既存事業が競争にさらされ、収益が落ち始め、いよいよこの先の見通しに陰り始めた頃、ようやく尻に火がついて、「新年度から我が社も新規事業開発を始めます」てなことになる訳です。

しかし、やろうと決めたから出来る訳ではありません。
そんな簡単なものならとっくの昔にやり始めてたでしょう。

でも、チャレンジしようと決めたことはいいことです。
何もしなけりゃジリ貧間違いなしですから、、、

さて、新規事業を始めるときの第一歩が大切です。
どうやって?どのような体制?どのようなメンバー?でスタートさせますか?

私の経験から申し上げますと、「プロジェクト型」を強く推奨します。
人モノ金に十分余裕があるなら別ですが、「部門型」(事業開発部のような組織)でのスタートはお薦めできません。
コンビニスウィーツや弁当のようなある程度カテゴリが定まっている新商品開発なら「部門型」でノウハウ蓄積して推し進める手はありますが、事業を開発する場合は、決まっていることが少なく、一歩進めば10個の課題が出てくる世界ですから。

この未知の世界の開発が実に面白いのです。
事業開発も数をこなせば課題克服力も高くなり、既存事業ではほとんど使わない自分の能力開発向上にも繋がります。
数多くの事業開発に関わる仕事を続けたいなら、企業内で数件の事業開発実績を積んでから、”事業プロデューサー”として独立すると楽しくなるでしょう!

企業に所属しないということは、自分が選ぶ好きなジャンルで自由に発想、構想出来るんですよ!



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