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野崎 馨一郎 さんが、非常に示唆に富む記事を
紹介されていたので、さらに紹介します!

『コーチングの流行に対する
本質的な答えを見つけた気がする』

というタイトルで、

『世界一のコーチですら
「素直じゃない人は
放っておけばいい」と思っていた。』

という、安達裕哉さんの記事を
紹介されていたのです。

詳細は記事そのものを見て頂くとして

私は次のように記事にコメントしました。

(ここから引用)

『「コーチ」のみならず、
「コンサル」「カウンセラー」
「アドバイザー」など、
相手の行動変容に関わる職業すべてに
共通する要素があると感じました。
一流の◯◯は、その受ける相手が
自分の◯◯にうまくフィットして
素直に聞き入れるかどうか、
受ける前に選別しているように
思います。
もちろん、「どんな相手でも」
「言い方や働きかけ方を変えて」
導いたり促したりできる、
凄い方もいるかもしれませんが、
少なくとも「利口ぶり嘘つきで傲慢」
な人には、効果は薄いように思います
(注:その人が悪い、というより
マッチング、相性、特性的に。
嘘つきで傲慢な人をこそ
導けるという逆張りなコーチも、
理論上では
いるかもしれないので)。
鬼滅の刃の『紅蓮華』ではないですが
コーチでスピードアップは
可能なものの、究極的には
「変わっていけるのは
自分自身だけ」なんですよね…。』

(引用終わり)

この野崎さんの記事には、
さまざまなコメントが集まっていまして、

名前は出さずに、一部、要約列挙しますと

『コーチャブル
(注:コーチを受けて効果が上がりやすい人)
な人間になりたい』
『意固地になっていないか自戒したい』
『コーチングを受ける側も提供する側も
正直さと謙虚さが必要』
『無邪気な子どもはコーチャブル』
『すべてが嚙み合わなくても、
相性が悪いと理解するとよい』
『コーチャブルでない人が多い組織は
改善するのが大変だ』
『ずっとコーチャブルでありたい』
『コーチの立場から言えば
素直じゃない人はコーチを受けにこない』
『素直じゃないと判断されて
コーチを受けられないのは機会損失だ』
『相手の性格や思考、相性次第』

…などなどです。

このコーチングの話を聞いて、
真っ先に思い浮かんだのは、
(2021年12月いまタイムリーなので)
プロ野球の日本ハム監督に就任した
『新庄ビッグボス』の言葉です。

(ここから引用)

『コーチの言うことをちょっと
聞かないでほしいんですよね、
1年目は。
だって彼たちの実力でこの
プロ野球の世界に入ってきているので、
まずは自分のパフォーマンスを
思いっきり出してほしい』

(引用終わり)

野崎さんの記事を読んだ後で
このビッグボスのコメントを読むと
色々な含蓄が含まれているようで。

「実力で入ってきているんだ」
「まず1年目は自分なりにやれ」
(自分自身のやり方があるだろうから)
(でも結果が出ないかもしれない)
(その時は『コーチャブル』になって
素直にコーチの言うことを聞け)
(結果が出ているなら、自分の
思う通りにやったらいい、
コーチより自分を信じろ)

上記はあくまで、私の解釈です。

かのイチローさんも、1・2年目は
なかなか芽が出ませんでしたが、
3年目に仰木監督に見いだされて
大ブレイクしました。

ダルビッシュ投手や大谷翔平選手は
自分で自分をコーチできる
自己管理・自己研鑽能力が
ずば抜けていましたので、
「他人のコーチのおかげ」というよりは
「自分自身のコーチのおかげ」という
面が強い気がします
(コーチ自体の否定ではありません)。

一方で、名コーチに見いだされて
(ソフトバンクの
達川コーチ・甲斐捕手のように)
大ブレイクする人もいれば、
わずか数年で戦力外になる
新人選手もいます。

コーチとの相性、
コーチャブルになっているかどうか、
コーチャブルになっていないのに
内心で嫌々コーチを受ける/受けさせる
(もしくは無意識に服従する/させる)
ことの弊害は、ないのか。

新庄ビッグボスは、
ドラフトの新人に呼びかける
コメントの形を取りながら、
プロ野球の育成システムそのものに
問いを投げかけている
ように思いました。

余談ですが
漫画『YAWARA!』では
主人公の柔のおじいちゃん、猪熊滋悟郎の
無茶苦茶な(しかし理にかなっている)
コーチぶりに、高校生からの柔が
いかに「反抗」するか
がストーリーの軸になっています
(中学生までは素直にコーチを受けて
めちゃくちゃ強くなった、という前提で)。

さて、読者の皆様はいかがでしょうか?
どんなコーチに教わってきましたか?
コーチャブル? アンコーチャブル?
一人で我が道を行きますか?それとも
誰かに伴走してもらいたいですか?
利点と弊害は、どうでしょうか?

私も、紅茶を飲んで、考えます
紅茶ぶる、ですね)。

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