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働きアリは、一心不乱に仕事をする。
サル山では、ボス猿争いが勃発する。

人間はどちらに近いだろうか?
…サルである。
特に、出世や権力志向の
強い人は。

だから意識しておかない限り、
部分最適:自分の山さえ良ければよい
手段の目的化:ボス猿就任こそが目的

となりがちだ。

この二つがはびこって、
いつのまにか組織のあちらこちらに
大小のサル山ができる。

顧客のためではない、
組織や権力維持のための仕事、
仕事のための仕事が、増えていく。

なのに働きアリたちは一生懸命に
その仕事を無批判に行いがちだ。

こういう傾向が積み重なってくると、
組織全体がいつのまにか
動物園と昆虫館に変わっていく。
人間がしていることとは、
客観的には、とても思われない。

読者の皆様の組織では、
いかがでしょう?

…私は恥ずかしながら、
サル山を横目に見つつも
働きアリのように
無批判で自分の仕事だけを
やっていたことが、多かった。

これ、仕事のための仕事だよね?
顧客のための仕事じゃないよね?
そういう思いを持ったとしても
せっせと巣穴に運んでいた。
運ぶこと自体に、達成感はあったから
その場では、わからなかった。

かと言って、人間らしい
仕事をしましょうよ、と
巣穴やサル山ごと
ぶっこわす度胸も勇気もなく、
ただ去ったことも、あった。

働きアリの労働も、
サル山の権力争いも、
自分だけの視点で見れば
とても人間らしいことだと錯覚する。
部分最適と手段の目的化が
進んでいたとしても、
「やってる感」の錯覚は
人を酔わせてしまう。

これを防ぐには、
自分や組織を「客観視」すること、
これしかない、と思う。
LinkedInやnoteなどは、その手段の
一つだと思う。

もう一度、お尋ねしますが。

読者の皆様の組織は、
いかがでしょうか?

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