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①まず、経験する。
②次に、発見する。
③そして判断する。
④最後に推理する。

これがものごとの考え方の
『自然な流れ』と言えます。

①何事も経験。
②経験から疑問や課題を見つける。
③その上で厳密に判断していき
④これはこうなんだと推理する。

登山に例えれば、
①②は、どの山があるか、
どの山を登るか、という戦略。
③④は、どう山を登るべきか、
最適な方法は何か、という戦術。

①②があってこその③④。
戦略があってこその戦術で、
全体があってこその個別です。

…ですよね?

ですが私たちは往々にして、
③④に目を奪われがちです。
ほら、学校などでも、
最初から時間割、決まってますよね。
なんで学ぶの? どの教科をすべき?
それはあんまり考えません。

Twitterで言うなら、
フォロワー数に目を奪われて
その数を増やすかだけに
心を奪われがち、なのと同じ。
①②の戦略、
何のためにTwitterをやるのか?
そもそもTwitterやるべきなのか?
そういう疑問を放っておきがち。

…いや、もちろん
③④の戦術も、大事ですよ。
でも、それだけじゃ、ダメ。

両方が必要。
ただし、順番的には
①②があってこその③④。

そこを、飛ばさない。

そういうことを三百年くらい前に
言い出した哲学者がいます。
ジャンバッティスタ・ヴィーコ
という人です。
1668~1744年に生きた人。

ヴィーコは、こう言います。
③④ばかりを最初から考えて
窒息するな、と。

①②こそ、大事だ、と。
ヴィーコは、①②を
『トピカ』と呼びます。
トポス(場所)、トピック(話題)
にも通じる言葉です。

③④は『クリティカ』
クリティカルヒットは、痛いです。
痛いところを突くような、
論理、判断、正しいか正しくないか、
そういう厳密な思考のこと。

SNSの投稿で言えば、
③④どう書けばいいか?
どうすれば『いいね』がもらえるか?
そんなことばかり考えても
そもそもの①②話題がつまらなければ
読む人は、??となるわけです。

ヴィーコは、このような
意味のことも言っています。

『真理と虚偽は完全には
分けられない。
最初から怪しいからと
正しそうなものだけを
考えようとしてはいけない。
真理は、作られたものだ』

①まず、経験する。
②次に、発見する。
③そして判断する。
④最後に推理する。

この順番を忘れないように、
クリティカに最初から
狭く考えて窒息するのではなく、

『自分にとって』正しいことを
トピカ、広く浅くの場所から発見して
模索していきたい
ですね!

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