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SNSを運用すると、アルゴリズムについて
考えさせられることが多いと思います。

《アルゴリズム》
『問題を解決するための方法や手順のこと。
問題解決の手続きを一般化するもの。
プログラミングを作成する基礎』

SNS運用の文脈においては、
「どのようにすれば自分の記事が
広く見られるようになるのか」
「どういった投稿であれば
SNSのアルゴリズムに
沿ったものになるのか」
という意味で、よく使われます。

アルゴリズムを制する者は
SNS運用を制す!

その思いを元に、できるだけ
SNSのアルゴリズムを理解し、
それに沿った運用をしていく…。

大事です。
SNSのアルゴリズム→自分の運用 へ
「当てはめる」こと。

しかしながら。

この記事では少し別の角度から
考えてみたいと思います
(石井 勇輝 さんの記事から考えました。
ひいては 松本 淳 さんの
SNSアルゴリズム論にもつながります)↓。

…そもそも、アルゴリズムは
どのように生まれたのでしょうか?

アルゴリズムという言葉の由来は、
イスラーム世界で活躍した学者、
「フワーリズミー(アル=コワリズミ)」
という人の名前から来ている
と、言われています。

彼は大昔の人、8世紀の人です。
「アラビアンナイト」「千夜一夜物語」
あたりのイメージです。
数学、天文学、地理学、暦学などに、
驚くほど大きな業績を残しました。
この業績はのちにヨーロッパに伝播し、
ルネサンスや近代科学の発展にも
おおいに寄与した、と言われています。

では彼は、なぜ研究をしたのでしょう?

これは推測なのですが、
「世界を知りたかったから」
ではないでしょうか。
世界がどのように動き、
世界とは何かを知ることによって、
「この世をより良く生きたかったから」
事実、彼は数学を極めるだけでなく、
暦や世界地図も作製しています。

彼の事績からもわかるように
「アルゴリズム」が生まれる背後には、
世界を理解したい! 人間を理解したい!
そういった極めてどろどろとした、
人間的な知識欲や哲学が
横たわっています。

その結果として、結晶として、
アルゴリズムが生まれるんです。

どうしても、私たちは
その結晶となる「過程」を忘れ、
アルゴリズム=人間的ではない
冷徹無慈悲な機械・プログラム
と思いがちです。

しかし、なぜこんなアルゴリズムが
このSNSでは組まれているのか?
なぜ感情を持つ人間が
感情を持たないような
アルゴリズムを使うのか?

そういった問いを持ち、
アルゴリズムについて考えて初めて、

SNSのアルゴリズム→自分の運用 へ
「当てはめる」だけではなく、

SNSのアルゴリズム
→「背後にいる人間」の理解
→「SNSのコンセプト」の理解
→自分の運用へ「活かす」
という視点が生まれるように思います。

『アルゴリズムという上澄み液の下には、
極めて泥臭い人間の想い、鼓動がある』

そのことを改めて
自分でも認識したくて、
この記事を書きました。

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