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秀吉ほど人集めに長けた人は、いない。
「味方が多い」ことの利点を
存分に知っていた
、と思う。

明智光秀を倒す際には、
スピード勝負で走って戻って
光秀が仲間を集めきる前に
数で圧倒して、勝った。

柴田勝家を倒す際には、
北国の冬で相手が動けない間に
存分に仲間を集めて
数で圧倒して、勝った。

徳川家康と戦った際には
現場では奇襲に負けてしまったが
家康の味方といつのまにか講和、
数で圧倒して、屈服させた。

九州攻め、北条攻め…。
これでもかというぐらい
天下の大名を集め大軍勢を動かし、
数で圧倒して、勝った。

天下統一するまでの秀吉は、
いかに味方を集め、
敵より多い数で戦うかを
意識していたように思われる。

数こそ、力。

味方が敵より数が多い、
ということほど
戦場で人を安心させるものはない。
人間通の秀吉は
そのことを知っていたのだ。

たとえ一時の利害関係であっても、
その場その場で人を集め動かす力に
誰よりも、長けていた。

ただし。

秀吉の後継者たらんとした
石田三成は、関ケ原で家康よりも
多くの軍勢を集めたが、

裏切りに遭って、負けた。

ここぞという場面で、
人をしっかり惹きつけること。
敵と味方を見間違えないこと。

これが何よりも重要、かもしれない。

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