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輸出量 たった4年で 300倍
茨城県のメロン、のお話です。
メロンと言えば北海道なども有名ですが、
茨城県のメロンも相当なもの。
特に鉾田市(ほこたし)などでは
かなりの生産量を誇っています。
ただ、これを海外に輸出する、という発想は
一昔前には、なかったそうです。
そこで、JETRO(日本貿易振興機構)
つまり「ジェトロ」の初代の茨城事務所長、
西川壮太郎さん(その後、ナイロビ事務所長)が
輸出のために力を入れてみたところ…
『輸出量 たった4年で 300倍』
…これ、すごい、と思いませんか?
300倍ですよ!
西川さんの記事から一部引用します。
(ここより引用)
『あまり知られていないかもしれませんが、茨城県は北海道に次いで、農業産出額で日本第2位を誇る農業県です。しかし、東京では茨城の農産品は他県のものよりも安く売られる傾向があるため、結果として農家の収入が低くなり、ひいては後継者問題を深刻化させる原因の一つとなっていたのです。
さらに調べてみると、2014年時点で、茨城県の農産品はほとんど海外に輸出されていませんでした。茨城県が生産量日本一を誇るメロンでさえも、輸出量はほぼゼロだったのです』
(引用終わり)
どこに向けて、どんな商品を、
どのように売っていくか?
それを少し変えるだけで、
劇的に状況が変わる、という好例だと思います。
もちろんその背景には、
『光センサーを用いて
一個一個のメロンの糖度を計測し、
基準に満たないメロンは梱包されないという
厳しいシステムを用いて出荷品の選別を行う』など、
最新技術に基づく徹底した品質管理、
生産者の方の努力があるそうです。
こういう状況もあって、今では、
茨城県の県庁内に事務局がある
「いばらきグローバルビジネス推進協議会」
でも、海外バイヤー向けの
専門のホームページを作って、
色んなものを売り出しています。
「儲かる農業」を、とはよく言われますが、
いいものを作るだけでなくて、
それを欲しいところに
うまく流通させることが、大事。
興味のある方は、
引用した西川さんの記事と、
海外バイヤー向けのホームページ
(英語版と日本語版どちらでも読めます)を
ぜひ一度見てみてはいかがでしょうか?
…読者の皆様は、
どこに向けて、どんな商品を、
どのように売っていますか?
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