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高萩の森でハンバーグ ~孤独の(いなお)グルメレポート~

茨城県の高萩市(たかはぎし)

…この街を知っている方は、
なかなかの茨城県通かとお見受けします。

「日立市」の北です。
日立市は、この木なんの木気になる木、
ですから、世界的なメーカーの名前とともに
知名度は抜群ですよね。

「北茨城市」の南
北茨城市はあんこう鍋が美味しくて、
「北」の「茨城」ですから
名前も位置も覚えやすい。

…その日立市と北茨城市の間にある
「高萩市」は、なかなかに
マニアックな街ではないか、と思うのです。

最近では出川哲朗さんが
「充電させてください」の旅で
スイカヘルメットをかぶってやってきたので
ちょっとは知名度が上がったかもですが、
まあ、通好みの街、と言ってもいい。

本記事では、そんな高萩市の知名度を
少しでも上げるべく、孤独のグルメ、いや
孤独の(いなお)グルメレポートの一皿を
皆様に提供いたします。

先に、画像の説明をしてしまいますね。
私は先日、ここでとても美味しい
ハンバーグのランチを食べたんですよ!

そのお店の名前は『ラ・フォレ』

正式名称は「cafe restaurant La Forêt」。
英語で言えばフォレスト、
つまり森林、森、ですね。

…文字通り「森」の中にある
カジュアルフレンチをいただけるお店!
お客さんの女性率は高めでしたが、
お一人様のカウンター席もあり、
地域住民の方と思しき
ご高齢のグループも気軽に入れて、
老若男女問わずに美味しく楽しめる
とても良いお店、でした。

高萩市は、山と海の
両方が楽しめる街です。
渓谷もあるし、海水浴場もある。

もし西日本の方であれば、
「神戸」の地理を思い浮かべて
いただければ、と思います。

神戸には海があり、港があり、
かつ北に行けばすぐ山がありますよね。
東西に道が伸びていながらも、
山が海の近くまでせり出している。

高萩の地理も、それと似ています。

太平洋岸にある街なのですが、
山が海の近くまで来ています。
その山を突き抜けて
(県北はやたらとトンネルが多い)
南北に伸びているのが、
茨城県を縦断する「常磐高速道路」。

いわゆる「常磐道」です。
じょうばんどう。

この常磐道のインターの一つに、
「高萩インター」がある。
そこから降りて少し車を走らせれば、
この「ラ・フォレ」に着きます。

…実は私、このお店を
今までに何回か見かけながらも、
入ることができなかったんです。
時には車が満車。時には臨時休業だった。
人気店…。
いつかは入ってみたい、と思っていた。
それが先日、ついに実った。

ログハウス風の建物です。
駐車場に車を停めて中に入ると、
女性スタッフさんが入口で
笑顔で出迎えてくれました。
一人客にもヤサシイ。

中は存外に広い。屋根が高い…!
開放感のある内装です。
私は一人、カウンター席に案内されます。
テーブル席もいくつかあって、
奥には大勢でも座れる席があった。

価格は、いつも食べている
お値打ちなランチから比べればもちろん
ちょっとお高いのですけれども、

内容を見れば、おそらく
都会ならこの二倍はする
お値段は取られるであろう充実のランチ…!
コースは3つありましたが、
私は、一番お手頃価格のものを頼んだ。

ほどなくして、まず
サラダが運ばれてきました。
生ハムとサーモンの赤と、
フレッシュなサラダの緑が映える。
しかもこのドレッシングが美味しいこと!
食欲を搔き立てる前菜…!

「うん、これは、当たりだ」

私は内心で確信します。私の中で、
サラダの美味しいお店はだいたい当たり。

メインはハンバーグにしました。
デミと和風おろしが選べる。
もちろん、他にも
ソテーや魚料理なども選べます。
ドリンクもつきます。

…きたきた、きましたよ。
何とも顔の良いハンバーグが!

いやもう、見ているだけで
美味しいのがわかるハンバーグ…。
それが、画像の一皿です。

ほかほかのパンと一緒に
ナイフとフォークを操って食べる。
最近、麺類が多かったので
久々に操っている気がする。
いや、このハンバーグ、うまい。うまい!
当たりだ。何回当たっているんだ。
私はあまりの美味しさに、
手が止まりませんでした。完食…!

本当はデザートも行きたかったのですが、
今回は自重しました。
おそらく、デザートにお茶も楽しみながら
ゆっくりと雰囲気とともに、
気の置けない仲間たちと
おしゃべりなどを味わうお店なのでしょう。
フレンチで、カジュアルだし。

しかしこちとら、孤独のお客。
パッと食べて、サッと出る。
それが流儀です。

さてお店の周りには文字通り、
「森」が広がっていました。
そこに、見逃せぬ看板があった。

「たつごみそ」

…みそ? フレンチで、味噌?
確かに和風おろしハンバーグには
ほのかに味噌風味がしたような。

その看板に引き寄せられるように、
私は店の裏手の小道をたどります。
せせらぐ小川に橋がかかっていた。
京都を思わせるような
竹林の向こうに、お店がある…?!

果たしてそこには文字通り、
味噌を売るお店がありました。
工場もある。古民家風の母屋もある。
たいへんに良い風情の敷地です。
夏風に、竹林が心地よく揺れていた。

そう、実はこのラ・フォレ、
たつご味噌の社長の
次男の方が経営されているそうなんです。

たつご味噌のホームページから
説明書きを引用しましょう。

(ここから引用)

『創業安政元年。
当蔵は昔ながらの場所で、
昔ながらの味噌づくりを守っております。

歴史が醸し出す味噌の風味は
豊かでいて奥ゆかしく、
木の香りをほんのりと残します。
こだわりの味噌から造りあげる、
味噌蔵ならではの加工品もございます。

日本の食文化と相性の良い味・
形を追求し
毎日食べても飽きない商品とすべく、
日夜研究を重ねております。』

(引用終わり)

最後にまとめます。

本記事では茨城県の高萩市にあります
「たつご味噌」とその近辺の
お店を紹介してみました。

フレンチのラ・フォレ。

…だけではなく、近くには
味噌ラーメンの名店「はちに」や、
味噌ロールケーキを販売している
お菓子屋さんもある
のです。
味噌、大活躍。

1854年、安政元年からの長い歴史と
その伝統にあぐらをかかず、

お菓子、ラーメン、フレンチと
日々研鑽、開発・応用しながら
私たちを美味しく楽しませてくれるお店…!

ぜひ、皆様も
高萩市に行く機会がありましたら、
森の中のフレンチや味噌を
味わってみてはいかがでしょうか?

きっと忘れ得ぬ感動と感情が
醸し出される
、と思いますよ!

※「たつご味噌」のホームページはこちら↓

※観光協会の紹介記事はこちら。
「めしどろぼう」という
ご飯が進む味噌も売っています!↓

※「ラ・フォレ」の食べログページはこちら↓

※地域おこし協力隊の方が
「ラ・フォレ」を紹介している記事はこちら↓

合わせてぜひどうぞ!

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