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ごろごろチキンの
バターチキンカレー。

チキンが二回も出てくる
この松屋のメニュー、
その名の通り、チキンが
いっぱいごろごろしている。
通称、バタチキ

辛さはない。コクがすごい。
ココナッツミルクのまろやかさに
バターの香りとトマトの旨味。
ぺろりといける、危険な誘惑。
私は久々に味わったが、
うん、うまいうまいと
孤独のグルメっぽく完食した。

…松屋のカレーには、定評がある。

マイカリー食堂という
専門業態の店もあるほどだ。
牛丼屋、と言えば
男性客が圧倒的に多いが、
カレー屋さん、と言えば
女性客も取り込める。

このごろごろ…カレーは、
マイカリー食堂の人気メニューを
松屋っぽくアレンジした
商品だという。

つまり、牛丼とカレーという
2つの売れ筋をうまくコラボさせ
できた自信作
なのである。
まずかろうはずが、ない。
SNSにもよく取り上げられる。

ここに、ビジネスのヒントがある。
得意な商品は、必ずしも
売りたい人に届かない。
その商品が尖っていれば
尖っているほど、客層は狭い。

ならば違う客層にウケのいい
商品とコラボさせてはどうか

ひとつだけの商品で押すのは、
牛丼が狂牛病騒ぎで落ち込んだように
リスクが高いものだ。

『意外とイケるじゃん』
ふだん手に取らない客層が、
少しでもそう思えば、扉が開く。
リスクヘッジの効果が出てくる。

これを具体化まで落とし込む。
現に松屋は、2週間ごとに
新メニューをアピールしている。
全国展開とは思えないレベルの
次から次への提案の波濤。
カレーを食べて店を後にする
私の目に、回鍋肉定食の
写真が目に入った。
うん、これはこれで美味そう…。
ああ、松屋の術中である。

読者の皆さんの、
コラボ作戦はいかがでしょうか?
ご自身の商品を、異なる客層に
アピールしたりはしてますか?

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