江戸期に広まる「天工開物」~実は令和にも~
天工開物。てんこうかいぶつ、と読む。
音だけ聞けば「てんこもりの怪物?!」と
勘違いをされそうですが、全く違います。
産業の技術書、百科事典のような本です。
書いたのは中国の昔の学者、宋応星。
そうおうせい。1590年頃~1650年頃の人。
1600年が日本で「関ヶ原の戦い」なので、
秀吉が天下統一した頃に生まれ、
江戸時代の最初の頃に亡くなった人です。
本記事ではこの「天工開物」に関する
あれこれを書いてみます。
宋応星は中国の南東部、江西省の出身。
明王朝の時代に生