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「吾が歌を 歌いまろびて 春とゆく」ヒスイの一句+α

「歌うべき歌は、歌いつくした。私の亡骸を食べて、生き延びればいい」
『仕事にしばられない生き方』ヤマザキマリより。


ヒスイです。
今日は読んだ本から、冒頭の一節をご紹介します。

これは、日本人にもおなじみのイソップ童話のお話です。
『アリとキリギリス』。
夏のあいだ遊びほうけていたキリギリスが、冬になって、食べるものがなくなり、困っているところをアリに説教される(笑)。
「夏のあいだ、ちゃんと働いとけや、ゴルァ」って(笑)

一般的なイソップ童話では、キリギリスは反省して、
「ごめんちゃい」といったから、アリから食料をもらえた。
良かったね、で終わります。

ヒスイはずっと、なんか気になっていた。
だって、夏のあいだ、キリギリスは
真剣に、遊びに集中していたわけでしょ?

それも、ありじゃん。
遊びに集中するやつは、先の覚悟をして遊んでいるんだ。
だから冬になって、アリに「ごはんくれ」、なんて言うかな?


とまあ。
ヒスイは子供のころから、ややひねくれていましたので(笑)、
そう思ったのです。




英語の
「Play well and learn well(よく遊び、良く学べ)」

には、playにも、learnにもwellがついています。
どっちにも必死になることで、得られるものがあるんじゃないか、と。
子どものヒスイは、そう思っていました。
そう訴えても、他の人には、イマイチ伝わりませんでしたが(笑)。


ところが。
先日、ヤマザキマリさんの本を読んでいたら、このイソップ童話の原型が掲載されていました。
原型と、現在よく知られている「アリとキリギリス」との違いは、以下の3点。

1. キリギリスは、原型ではセミ。
 夏のあいだ鳴きつづけるのが宿命の、セミだったそうです。
 (作者のイソップは、温暖な気候のギリシャに住んでいたドレイ。
 ギリシャではセミでOKだったのですが、
 アルプス以北の国ではキリギリスのほうがメジャーな虫だったので、
 変わったそうです)

2. アリはセミに食料なんてあげない。セミは、野垂れ死んじゃいます。

3. セミは、最後にアリに向かって言う。

『歌うべき歌は、歌いつくした。私の亡骸を食べて、生き延びればいい』




これを知って、ヒスイはすべてのことが、ぱちん、とハマった気がしました。

アリはアリの宿命を全うする。アリとして勤勉に生き、アリとしてセミの死骸を食べて、生き抜いていく。
セミはセミとしての宿命を全うする。夏のあいだは定められたように、歌って歌って、歌いつづけ、冬になって役割を終えて死んでいく。

セミは、ただ死ぬわけじゃない。
アリのために食料を残して、アリの未来に変化していくのです。





ヒスイは、思います。
アリもセミも、自分がやるべきことを、やるべき時に真摯にやりつくした。
それで。
いいんです。


生きるとは、それだけのことでいい。
その時その時の、目の前にあることに対して真摯に向かい、
天から命じられた、と自分が思うことを
粛々と、続けていけばいい。

自分が、さずかった天命は何なのか。
そんなものは、よくわかりませんし、
分かったと思ったところで、それが正解かどうか、誰にもわかりません。
分かる必要もないんでしょう。

ただ、最後の瞬間に
『自分は、歌うべき歌を、歌いつくした』
と、そう思えるように。
ヒスイもがんばろうと思います。




と。
――なんや、えらそうに言いましたが(笑)
まあヒスイはしょせん、ヒスイなんで(笑)。
今持っている器で、できる限りのことをやっていくしかないです。
だから、明日からまた、早起きして精進しようと、思います(笑)。



この1週間ばかり、ヒスイは自分が何をしたらいいのか、考え続けていて。
ずっと潜ってて。
昨日あたり、どうも、底を打ったようです。

ここから、浮かび上がればいいし、
浮かび上がらなくても。
もういいな、と思うのです(笑)。
今いる場所で、ヒスイの目の前にある物語を
ひとつずつ、ていねいに、書いていけば
それでもう、いいんだなって。



とにかく。
何があって、ヒスイはここにおりますし。
ヒスイしか歌わない歌を、歌い続けていこうと思います。
いや、ヒスイ以外の人は、ヒスイの歌を歌いたいと思わんし(笑)。


それに、誰にも聞かれなくても、いいんです。
ヒスイが、歌うべき歌にたいして、真摯であれば
それでいいんだと、思います。





この日記、今一気に書き上げました。
読み返すと、外へ出す勇気がなくなりそうなので(笑)。

もう読みなおさずに、出します(笑)。
いまさら、恥ずかしいもくそもない 笑

ヒスイは、1年前のはじめから
皆さんの前に、何もかもをさらけ出すことで、noteの場に立ち続けてきました。

いいことも、わるいことも
できることも、できないことも。
ただ、そのままをさらけ出して、
noteに在ることが、「ヒスイ」なのです。



明日からも、アホな日記を書くと思います(笑)。
あほで、ちいさくて、おまぬけで
何もできないのが
ヒスイです。


それで。
いいんです。
いいんだということを。ヒスイはnoteで教えてもらいました。
ありがとうございます。

本日は、これにて(笑)。
なんだか、この1週間ばかり、一生懸命かんがえすぎたので
知恵熱でも出そうです(笑)

おやすみなさい。
みなさまも。よい夢を――。


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