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「森をはぐくむ糸、未来を紡ぐ」ヒスイの絵本紹介💛

ヒスイは今、『手で作るもの』 にハマっています(笑)。
今日は『手で作っている』インドの絵本をご紹介したい。
『インドのけもの』

角が木になっている鹿が表紙です。

この絵本には、インド各地の少数民族アーティストによる動物が描かれています。
非常にシンプルな画面構成で、虎、鹿、象、蛇などが、インドの少数民族に伝わるスタイルで描かれているのが特徴ですね。
たとえば「ライオン」。これはインド オリッタ州のパタチットラ様式。

「がおーー!」たてがみがホワホワ。

こっちはビハール州 マドゥバニ様式。
まったく違いますね。

これはお借りしている画像。チェック柄がオシャレ。


ほかにも 「蛇」、ジャールカンド州 ソーライ様式。

赤と緑のうろこが うねうね。

「水牛」、マディヤ・プラデーシュ州 ゴンド様式。

三色どんぶりのようなカラーリング。

どれも色とりどりで、造形の豊かさに目を見張りますね。


この愛らしい絵本は、南インドにある出版社・タラブックスが出版している『Beasts of India』の日本語版です。
見開きを含めて全部で24枚の絵が、すべて手すきの紙+シルクスクリーンプリントで表現されています。
シルクスクリーンは型の切り抜いた部分からインクを落としていく版画方法。つまり全ページと表紙は、手で刷られているんです。

ざらりとした質感の紙に、なだらかにインクが乗る。
ページを横から眺めれば、インクの盛り上がりすら見えます。
多色刷りだと色インクが少しズレて、白い染め残りがあるのも、きゅんとします。


人間の有機的な動きが生み出すズレが、心地よい揺らぎを作り上げる。
手作業のリズムが絶妙な絵本なのです。

ちなみに、版画作品ならではのシリアルナンバー入り。

ヒスイのは、1675/2000

シリアルナンバーが手書きなのも 泣かせる(笑) 絵本です💛



さて。
長々と絵本の紹介をしたのは、これをシェアしたかったから(笑)。

あっしゅさんは、フランス在住の方で。
自然あふれる生活をゆったりと発信なさっています。
ヒスイがとりわけ好きなのが、あっしゅさんのお宅にやって来た 赤ちゃんカラス、ジュールとの交流を描いた記事。

去年のnote大賞に記事をまとめて出しておられました。
ジュールと、あっしゅさんとの心温まる日々。
涙なくして読めないマガジンを、今度アッシュさんが
「絵本にしよう」と
お決めになったようです。


うれしい。
ただもう、うれしい。
絵本という形になったジュールとアッシュさんの日々は
また 金色に輝くことでしょう。

電子であれ、紙の絵本であれ、
人の心に届くものは、それだけで尊い。
ヒスイだけじゃない、多くの人が喜んでいるんです。

ゆっくりゆるりと
ジュールを会える日をお待ちしています。
待つ楽しみも、ありますね。


ヒスイは今、長い物語を友人と書いているのですが
これがまあ。
うまくいかない(笑)。
相方の友人がついに音を上げて、
『これ、完成しなくてもいいね!』というので、
ヒスイがそっくり設定をもらい、書き直すことにしたのですが。

もう。
大変すぎる(笑)。
一人で書くのってこんなに大変なんだって、字数の多さにビビりつつ、少しずつ書き進めています。

へこむ日もある。
もう書けないし、書き上げても意味がないって思う時もある。

そんな時こそ。
手の温度が伝わる絵本を眺め、
いつか届くはずの、ジュールの絵本を心の中で開きます。

それでまた、書こうかなって元気を もらえるんです。



こちら、ヒスイが以前かいた あっしゅさんの記事です。
歴代ヒスイ日記の中では、2番目によく読まれています。ありがたい💛

『インドのけもの』タラブックス は、アマゾンで買えます。
穴あき段ボールのスリーブも、おしゃれ♡


じゃあ、また明日お会いしましょう。
明日は、ショートショートの日ですよーん!!


ヘッダーはSasin TipchaiによるPixabayからの画像

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