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「書体がすべてを凌駕する……読めないの、この活字が」ヒスイのヘンなクセ

今日はヒスイの妙なクセ、の話です。

ヒトにはなくて七癖、などと言いますが、
ヒスイにも、みょーなクセがあります。

活字の好き嫌い、です。

ここでいう「活字」とは、
まんま、ビジュアルの、物理的な活字、書体です。
つまりヒスイは、
特定の書体の活字を目にすると
気持ちが悪くなって、
本の内容がどれほど良くても、
読めなくなっちゃうんですよ(笑)。

あれこれと自分で調べてみて、わかったのが
この書体活字が、ダメだって事。
「リュウミン R-KL」。

似たような書体で、
「リュウミン M-KL」も、だめです……。


誤解のないように申し上げますが、
この書体、活字には
何の罪もありません。

あたりまえです(笑)。

ただ、ヒスイが
生理的にダメ、って事だけなんです。

ちなみに「リュウミン」の書体は、わりと新しいもののようで
1982年に新しく発表された明朝体です。

『「リュウミン」は、その名の元となった
森川龍文堂明朝体をベースに開発した、スタンダードな明朝体です。

金属活字に由来する彫刻刀の冴えを、
左右のハライや点の形に活かしながらも、
縦画・横画の先端やウロコには
やわらかさをもたせており、
親しみやすい雰囲気になっています』
(引用は、この書体をデザインしたモリサワの公式サイトより)
  https://www.morisawa.co.jp/fonts/specimen/1320


この40年ほどの間に生まれて、広がった書体なんですね。
そしてフォントを制作、販売しているモリサワという会社の
公式サイトにもあるように、

『均整のとれた流れるような表情の美しさには定評があり、
 本文組みから見出しまでDTPの基本書体として
 幅広く使用されています』

そう。非常に多くの書籍が、
この「リュウミン」を使用しています。

これが、こまる(笑)

なにがって、ヒスイはこの書体を読んでいると、
もうもう
身もだえするほどに、
気持ちが悪くなってくるのです。

理由は、ありません。
たぶんない。
別にこの書体に関するトラウマなどは
もちろんないですし、
この書体の本を読んで
つらい記憶が喚起されたことも
ないんです。

だけどもう、
『生理的にむり!』っていう段階に来ていて、
リアル書籍を買う場合は、
かならず試し読みでチェックして、
この書体でなければ、
買います。

その点、
電子書籍は、いいですね。
自分の好きな書体に
勝手にカスタマイズできますから!!

とはいえ、ヒスイは紙媒体の書籍が
ひじょーーーに好きなので、
毎回、身もだえしながら
読みたいと思う本を
あきらめています……。

ちなみに、今よんでいる本は、
『ブルース・チャトウィン』 ニコラス・シェイクスピア
『そして、すべては迷宮へ』 中野京子
『女たちのラテンアメリカ』 伊藤滋子

ぜんぶ、「リュウミン」ではない書体です……。


こんなクセ、ほかにはないんだろうなあ……。

活字書体が理由で、
読書体験が大幅にせばまっている、というお悩みでした(笑)。

ではまた、あす、ヒスイ日記でお会いしましょう。


ヘッダーでお借りした画像の書体は、
ヒスイが溺愛するものです。
何という種類なのかは
わかりません(笑)!

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