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「春と風肩に乗せゆく君の横ーー」ヒスイの春短歌+シロクマ文芸部

「春と風肩にのせゆく君の横
 ぽてぽて歩き時々キスを」ヒスイ
(はるとかぜ かたにのせゆくきみのよこ
 ぽてぽてあるき ときどきキスを)


本日は、小牧幸助さんの #シロクマ文芸部  に参加しております。


いろんな方が、いろんな「春と風」を書いていらっしゃいますが。
ヒスイにとっての「春と風」は、高校時代の記憶です。

初カレの自転車の後ろに乗って
(あ、これ、今はもう法律違反ですね(笑) アオハルが遠のく―(笑))
坂道を一気に下っていく。

いま思うと、それほどの角度でもなく、
スピードも緩かったはずなのに、
記憶の中の坂は
どうしようもなく、早かった。

緑のゼリーみたいな春の風を切り、
自転車が走っていく。
ゆるゆるとした昼下がり、どこかで桃の花が咲いていて、
虫の羽音が、蜃気楼のように耳元でなっていました。

あれほどの完璧な春は
もう二度とこないと思うような
アオハルの記憶です。


いまはもう、あんな春は来ないけど。
ヒスイはやっぱり幸せなので、
まあいいか(笑)


「春と風肩に乗せゆく君の横
 ぽてぽて歩き時々キスを」ヒスイ


そういえば、よく似た短編を書いたな、って
思い出しました。

2年前なのか。
ちょっとは上達したかなあ(笑)

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