「生まれてこなきゃよかった?大丈夫。今日もミントの風が吹く」

『生まれてこなきゃよかった? 今日もミント色の風が吹くけどね』ヒスイ

どうも。まだまだ絶賛失恋中のヒスイでございます。
でも今日は、恋以外の話を書く。
ヒスイ、「失恋中の女子」以外の顔もあるんだよ(笑)。
今日は、この世界で生きづらさを感じている人に向かって書きたいです。

どんな日だって。
ミントの香りがする風が吹く。
生きていくとは、そういうことです。

1.底のない夜のまんなかで

今日ですね、新聞に載っていたんです。
「全ての人間は、生まれないほうが良いーー”反出生主義”」。朝日新聞からです。
「反出生主義」とは、「私は生まれてこないほうがよかった」という思想のこと。
不安定な時代に顔をのぞかせる思想のひとつ、らしいですね。ヒスイはしらんかったけど。

コロナ禍の時代。いえ、その前から、この世界に生きづらさを感じる人は多かったと思います。
自分の居場所が見つからない。自分のあるべき姿が分からない。
自分の場所を探して、なりたい自分を探して、世界中をうろつきまわったあげくに、絶望だけを手にして戻ってくる人も多いでしょう。絶望すら手にできず、お家に帰ってこなかった人もいるはずです。

そのひとたちはきっと、底のない夜のまんなかで、考えたと思う。

「こんなことなら、生まれてこなきゃよかった」って。

ヒスイは、どんな考え方も個人のものであって、否定することも肯定することもできない、と思っています。
生まれてこなきゃよかった、というのも一つの考え方ですし、生まれてきてよかった、というのも、その人の考えです。
個人個人で、ちがっていいの。

でもね。
生まれてこなきゃよかった、と思う夜でも。
世界のどこかでミント色の風が吹いているの。
あなたの鼓膜は、きっとミント色の風の音を、捕まえている。
それは、あなたがどう考えていようと、あなたの身体が感じ取っているものなのです。
ミント色の風の正体は、この世の息吹、です。

2.この世界には、絶え間なく風が吹いてるし

こないだね。ヒスイはあるところでネットの小説を読みました。
男子ひとりに、女子ふたりの三角関係っぽいものを書いたものでした。文章が軽妙で、ストーリーもとんとん進んでいくので、面白いなーと思って読みました。
ネットの小説らしく、完結してなかったんですけど(笑)。
とりあえずのラストまで読んで、ヒスイは考え込んでしまった。

なぜ、この小説の中の男子は、どっちの女子にも恋をしていないんだろうって。三角関係の恋愛小説なのに。

そして思ったんです。
このひと、この世の中に居場所を見つけられてないんだろうな。
それでも、この世に居場所を見つけたくて、そのままで生きていけば良いって、誰かにいってほしくて。
それで小説を書いてみたんだけど、やっぱり居場所を見つけられなくって、困っているんだなって。

いや、知りませんけど(笑)。ヒスイの勝手な想像ですけどね。
でも、こういうひとって、多いんだと思う。
「ここにいていいんだよ。今のアナタのままで、そのままでここにいていいんだよ」って、みんな誰かにそう言ってもらいたい。

OKです。
ヒスイが、そういいましょう(笑)!

「生まれてこなきゃよかった」って?
そうかもしれないけれど、あなたはもう生まれてきちゃったし。
この世界には、絶え間なくミント色の風が吹いているし。
そして、あなたの身体は、あなたの思想と関係なく、この世の風の音を聞いてしまっているから。

生きてみましょう。そのままで。
あなたが、世界に合わせて変わる必要はない。そのままでいい。
ただときどき、目を閉じて耳を澄ませてほしい。
風の音が聞こえませんか?
どんな音が聞こえても、聞こえなくても。
あなたが目を閉じて、世界にコミットしようとしたことが。
とても重要なのです。

世界は、優しくも暖かくもない。
それでも。夜の底ではミント色の風が吹いている。
あなたの身体が、ただ生きていることを。

感じてください。

今日のヒスイはエラそうなことを言いました(笑)。
明日のヒスイは、こうゆうことを言わないでしょう。
一日ずつが、静かに過ぎてゆきます。
ヒスイの心も体もまだザクザクで。傷が治りきっていませんが。
治りきっていない、ということを世界にさらすことで、ヒスイ自身が変われると思うのです。

今日は、ヒスイのウロコをひとつ、はがしてみました(笑)。
どんなもんでしょう(笑)?

みなさまとnoteでお会いするのが、ヒスイの身体を支えてくれています。
ありがとう。

また、あしたね。

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