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「泣き足りて寒九の水に――」ヒスイの清らな冬俳句

「泣き足りて寒九の水に光さし」
(なきたりてかんくのみずにひかりさし)

季語:寒九の水

ヒスイはnoteの「俳句幼稚園」に参加しています。
ここではたくさんの方の句を読むことができますし、
なによりも 知らなかった季語を知ることができます。

今日の季語「寒九(かんく)」は、
「寒(かん)に入って9日目のこと。
「寒九の水」は冬の季語で、その日に汲む水を言います。
寒の入りは小寒なので、毎年1/5か1/6ごろ。
だから「寒九」は1/13か1/14くらいを指すんです。

ちなみに
寒の時期は、水が腐りにくいと言われます。寒くて乾燥しているので雑菌が繁殖しにくいんだって。
水のいい状態が維持できるため、日本酒の仕込みにも使われるんですよん。
冬に酒の仕込みをするのにも、ちゃんと理由があるんですねえ。

1月半ばの冷たい水。その情景は清浄であり、ヒスイは凛とした希望を感じます。

毎日を過ごしていれば、一晩じゅう泣いているしかないときもあります。
昨日のヒスイがそうだった(笑)。
もう自分に絶望して絶望して、死にたくなることも
あります(笑)。

そんなときに「寒九の水」。

朝日を受けた水はキラキラと輝き、
透明で
凍りそうで凍らず、
液体の柔らかな形状を保ったまま

ヒスイの絶望と我執を 洗い流してくれるのです。



「泣き足りて寒九の水に光さし」ヒスイ

寒の入りには、ちょっと早いですが(笑)
ヒスイの冬俳句でした💛

ヘッダーはCindy LeverによるPixabayからの画像

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