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「野分ゆき 紅く波打つ曼殊沙華――」ヒスイの短歌アパート

ヒスイは、つる先生の「短歌アパート」に、入居しております。
短歌のことはまるで分らず、
ここで、一から勉強できるというのは
まったくもって ありがたい話です。

先日、つる先生が「野分」「曼殊沙華」の短歌をよんでおられ、
仲良しのオラヴさんもすてきな「曼殊沙華」の短歌をよんでいらしたので

ヒスイも、まねっこ(笑)

「野分ゆき紅く波打つ曼殊沙華
ひそかに立てり 白き一叢」
(のわきゆき あかくなみうつ まんじゅしゃげ
ひそかにたてり しろきひとむら)


曼殊沙華、ヒガンバナといえは、燃えるような紅。
でも最近は、白い曼殊沙華も知られるようになりました。

紅と白。
おめでたい取り合わせのはずなのに
曼殊沙華の花の群れ
(あれ、球根の株分けで広がるので、群生するんですよね)は
どこか、はかなくて、切ないほどに艶めいて見えることがあります。

そして、白い曼殊沙華は清らかでありながら
この世のものではない、危うさも感じられます。


紅と白の、不遜なまでに美しい取り合わせ。
そして日本の曼殊沙華は、遺伝子的にすべて同じもの であるにもかかわらず、くっきりと色分けされている。その不思議さ。


ヒスイは昔から、
「一面の菜の花」でありたいと、思ってきました。
はい、ここは詩の山村暮鳥です(笑)

「いちめんのなのはな」でありたいと思いつつ
どうしても、菜の花の上をすべる
「かすかなる麦笛」にしかなれない。

どこか、この世界とズレている、と感じるときがあります。

紅と白の曼殊沙華の群れは
ヒスイにとって、痛く切ない風景でもあります。
今日は、そんな短歌を作ってみました。



つる先生の短歌アパート。
まだ若干の空き室があるようです。
入居をご検討の方、お早めにどうぞ💛 すぐ埋まりそうです。


山村暮鳥の詩をごらんになりたい方は、こちらへ。



では。また明日、お会いしましょう💛

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