「爛漫に雨を弾きて――」ヒスイの冬俳句+小マジメなお仕事日記

「爛漫に雨を弾きて冬至梅」
(らんまんにあめをはじきてとうじばい)

季語:冬至梅


冬の俳句です。
そして、ヒスイにとってはイマシメの俳句でもあります。
今日はちょっと、フリーランスの仕事について書きます。

ヒスイは弱小フリーランスでして。
個人で仕事をしていると、想像以上に人の浮き沈みを見ることがあります。
去年まで、バリバリ仕事をしていた人が、すっかり止まっている、とか
それほど才能があるようでない、と見える人が、意外と長く長く生き伸びているとか。
そんなんですね。

ヒスイもこの業界で細く長く生きていきたいもんですから(笑)
成功しているひとの性格や行動規範を、じっくりと見ています。

そのなかで、わかったことがひとつあります。

「人間性がクズでも、当たることはある。
でも、
クズな人間が長く当たりつづけることは、ほぼない」

これです。
もちろん、どんなことにもレアケースがありますから、
売れている人が全員、人格者だというつもりはありません。
しかし、
長く売れ続けている人、仕事を続けている人は、
まちがいなく、人間が出来ている人です。

人間が出来ている、といっても、大したことではありません。

納期を守り、
どんな小さな仕事も、真摯に、熱をもって仕上げ、
人を裏切らず、
自分の筋をまっすぐに通す。

こういう人が、フリーランスとして、生き伸びているんです。

逆に、
小さな仕事を鼻で笑い、
売れている人にこびて近づき、
上に続いていそうな階段に登るためなら
年来の友人、同僚、仲間を平気で裏切り、
売れ筋をひたすら、追いかけているひとは、
続きませんね(笑)

あと、飲んで仕事する人も、だめです(笑)
たまにいるんですよ、絵でも文章でも
飲んでやるほうがうまくいくから、なんて人(笑)。
もちろん後からのチェックや修正は素面でやるんでしょうが、
そもそも、飲んで作ったものに、訴えるものがあるか???

こういう仕事をナメくさっているひとも
続かないですね(笑)。
ただ、一回くらいは小あたりを取ることもあるので、
侮れないんですけど(笑)
長続きしないから、最初から、冷静に見ておくほうがいいタイプですね。


とにかく、まじめに一生懸命やる。
それで仕事とお客さんはついてきます。
これだけですね。

最後に、ヒスイの大好きな映画監督、小津安二郎の言葉で締めくくりましょう。

『品行は直せても、品性は直せない』
1961年公開の映画「小早川家の秋」で原節子が言ったセリフです。
行動は意識して直すことができますが、
その人の芯となる「品性」は直すことが難しい。
つねに身をまっすぐに処して、生きたいなあと思いました。
だから、今日の冬俳句です。


「爛漫に雨を弾きて冬至梅」


どんな雨もまっすぐに立って、はじいていけたらいいなと思います。
ちょっと真面目なヒスイでした。


※※
皆様からアドバイスをいただき、最終的に、こうなりました!

「爛漫や雨をはじいて冬至梅」

わかりやすくなった……ありがとうございます、みなさま。

ヒスイをサポートしよう、と思ってくださってありがとうございます。 サポートしていただいたご支援は、そのままnoteでの作品購入やサポートにまわします。 ヒスイに愛と支援をくださるなら。純粋に。うれしい💛